STORY 8-1 ページ18
【男主side】
『ごめんなさい、授業中は電話に出られな…』
死柄木《コール５回で出ろって前にも言ったよな。殺すよ》
『……ごめんなさい』
午後／の／授業中、机の上に畳んで置いた制服のポケットの中では、スマホがひっきりなしに振動をしていた。
授業から戻った俺は、スマホ画面に表示されている着信の件数を見て、相手は死柄木弔だと分かった。
急いで死柄木に電話をかければ、電話が繋がった直後、死柄木は俺を怒鳴り散らした。
スマホの向こう側で俺に怒りをぶつけてくる死柄木に、俺は「ごめんなさい、ごめんなさい」と、何度も謝る事しか出来ずにいた。
『また帰ったら、報告します』
死柄木《オールマイトの情報を寄こせ。くだらない情報だったら、知らねえぞ》
『…はい、分かってます』
プツン、と通話が切れると、俺は全身から力が抜けたかのように肩を落とした。
死柄木弔。
授業中は電話に出られない、と前に言ったはずなのに、どうして俺が授業中だと分かっていて電話をかけてくるのだろうか。
しかも、毎日毎日、「オールマイトの情報を寄こせ」と俺に言う。
そんなに毎日、オールマイトの情報なんて仕入れられるわけがないのに。
もしかして、死柄木はオールマイトに密かに恋をしているのでは？なんて、おかしな事まで考えてしまうようになった。
画面が真っ暗になったスマホを制服のポケットの中に入れ、教室に戻ろうとした────その時。
爆豪「っせぇええ！！デクのくせに生意気な事言ってんじゃねえ！！」
1年A組の教室側から聞こえた、爆豪の荒い声。
俺はその声に気付くと、咄嗟に走り出した。
廊下をパタパタと走り、1年A組の教室の前に戻ると、そこにいたのは生徒達の群れ。
その群れを両手でかき分けた先にいたのは、やはり爆豪と「デク」と叫ばれた緑谷出久。
爆豪は緑谷の胸ぐらを掴み、廊下の壁に緑谷を押し付けていた。
『な、…何事…』
爆豪が緑谷に声を荒げる姿を見たのは、初めての事ではない。
今までに何回もその光景は見たことがある。
しかし、今日の爆豪は普段と少し違っていた。
怒りで我を忘れているような爆豪の瞳に、俺までも少し恐怖を感じてしまった。
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星野彼方(プロフ) - 百票目は俺がもらったぁ！ これからも頑張って下さい (2021年3月18日 11時) (
レス) id: e6bb8eb5cf (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 磯野さん» レスが早ええ…。もう…しゅき…。 (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - あ、やべ…直ってた…。(^_^;)…頑張ってください！(言い逃げ) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - 雪猫さん» 雪猫様、こんばんは。以前もコメントして頂きましたよね、ありがとうございます！見直した結果、修復致しました！以前に引き続き、文字化け箇所を教えて頂きましてありがとうございます！これからもどうぞ、よろしくお願い致します！ (2018年11月28日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 再びこんばんは！(*´∀`)♪夢主君の性格しゅきィ…。あ、あとまた文字化けが…ページ23,24です！毎度毎度申し訳なくなってしまう…。続きが楽しみです！(*´▽｀*) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：磯野
| 作成日時：2018年11月19日 22時
