STORY 6 ページ11
そんな棗の何気なく呟いた言葉に、俺はチッと舌打ちをした。
『え、何今の舌打ち』
爆豪「なんで隣に座んだよ、邪魔クセェ消えろ」
『良いじゃん、ここに座りたいんだし』
爆豪「消えろっつってんのが分かんねえのか、このザコ野郎！」
『ぐふぇぇぇ…ッ！じぬ゛ッ！じぬぅッ！！』
棗／の／首にかけられている白色のハチマキを引っ張り、ぎゅううっと首を締めれば、棗は苦しそうに表情を歪める。
「死ぬ！死ぬ！」と言いながら手を叩かれては、俺はフンと鼻を鳴らしながらハチマキから手を離した。
『ゲホッ！ゲホッ！うう゛う゛…人殺し…』
爆豪「まだ死んでねえだろ」
大袈裟に咳き込む棗を横目で睨み付ける。
棗は両手で喉を押さえながら「はあ〜」と長く息を吐きながら言う。
『なあ、爆豪。見ろよ、アレ』
爆豪「あ？」
『上鳴、頑張ってる』
爆豪「ったりめえだろ」
『カッコ良いよなあ』
まるで彼氏を惚気る女のように、棗は上鳴を見つめる。
そんな棗の横顔を見ては、俺は心底引いたように眉間に深く皺を寄せた。
爆豪「テメェ…」
『ん？』
爆豪「アイツの事、好きなのか」
『……は？』
頭の上に大きな疑問符を浮かべる棗は、片方の眉を持ち上げた。
『俺が上鳴の事を好きだって？』
爆豪「気持ちわりぃくらいにひっついてんだろ」
『いやいやいや』
爆豪「今だってアイツの事カッコ良いって惚気てきただろ」
『いやいやいやいや…！』
拒絶をするように顔を左右に振り、手までもブンブン振る棗に、「はあ？」と眉を寄せる俺。
『何を勘違いしてんのか分かんねえけど、俺と上鳴はただの友達だって！』
爆豪「ふうん」
『俺と上鳴ってそんなにデキてるように見える？』
爆豪「別に」
『あ！もしかして！』
ポン、と頭の上に豆電球を浮かべた棗は、俺に体を寄せると、口元に手を添えながら怪しげな笑みを浮かべて言った。
『もしかして爆豪君、ヤキモチでちゅか？』
爆豪「あ゛！？」
『俺と上鳴が仲良いから、爆豪君は嫉妬しちゃったんでちゅかー？ぷくく』
爆豪「す、…するわけねえだろカス！！殺すぞ！！」
『そんなそんな、恥ずかしがらなくても良いってー』
爆豪「クソガキ死ね！！ぶっ殺す！！」
『ぐえっ！！』
再び俺は棗／の／首にかかっているハチマキを引っ張りギュウギュウに締める。
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星野彼方(プロフ) - 百票目は俺がもらったぁ！ これからも頑張って下さい (2021年3月18日 11時) (
レス) id: e6bb8eb5cf (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 磯野さん» レスが早ええ…。もう…しゅき…。 (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - あ、やべ…直ってた…。(^_^;)…頑張ってください！(言い逃げ) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - 雪猫さん» 雪猫様、こんばんは。以前もコメントして頂きましたよね、ありがとうございます！見直した結果、修復致しました！以前に引き続き、文字化け箇所を教えて頂きましてありがとうございます！これからもどうぞ、よろしくお願い致します！ (2018年11月28日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 再びこんばんは！(*´∀`)♪夢主君の性格しゅきィ…。あ、あとまた文字化けが…ページ23,24です！毎度毎度申し訳なくなってしまう…。続きが楽しみです！(*´▽｀*) (2018年11月28日 21時) (レス) id: a2a172a5bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：磯野
| 作成日時：2018年11月19日 22時
