STORY 5-4 ページ44
【男主side】
────三日目、サポート科との合同授業最終日。
もう三日目となれば、俺達ヒーロー科とサポート科の生徒達は大分仲を深める事が出来た。
中には連絡先を交換する生徒達もいて、ある意味この合同授業は行って良かったとも思う。
俺もこうして、蛙吹梅雨以外にも可愛いと思える女子生徒と出会う事が出来た。
しかし、彼女の指にはめられている指輪を見ると、彼氏持ちだと想像がつく。
お茶に誘いたい欲をグッと抑えた俺を褒めて欲しい。
『なあ、そのアイテムっていつ貰えんの？』
「今から最終チェックをしたら、プレゼントよ」
『マジで？この時間に貰えんの？』
瞳をキラキラと輝かせる俺に、ペアの女子生徒は口の両端を持ち上げて笑みを作り、コクリと頭を縦に振って頷く。
俺の個性に似合ったアイテム。
どんな物が出来あがったのか、今からものすごく楽しみだ。
ワクワクと胸を踊らせていれば、そんな俺の心境とは逆の声が後方から響いた。
爆豪「はああ゛！？テメェ今、なんつった！！」
その怒鳴り声のする方へと振り返れば、目に映ったのは爆豪がサポート科の生徒の胸ぐらを掴んでいる姿。
眉を吊り上げた爆豪に対し、ちっとも怯んでいないサポート科の男子生徒。
サポート科の男子生徒はフンと鼻先を鳴らすと、爆豪を上から見下ろしながら言った。
「貴様のような人間にアイテムなど必要ない。ろくな使い方をしないに決まっている」
爆豪「どうせテメェじゃあ俺に似合ったアイテムなんて作れねえだろうよザコが…ッ！！」
「俺は優秀だ。貴様に似合ったアイテムを製作するなど、朝飯前だ」
爆豪「はあ゛！？なら作ってみろや！」
男子生徒の胸ぐらを前後にゆさゆさと揺する爆豪。
俺はそんな爆豪に駆け寄ると、胸ぐらを掴んでいる手を離れさせようと掴んだ。
『おい！何してんだよ、爆豪！やめろ！』
爆豪「るっせええ！触んじゃねえッ！！」
俺にまで声を上げる爆豪は、止めに入った俺を突き飛ばす。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 292人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
磯野(プロフ) - Karasuさん» こんにちは。コメントありがとうございます！今夜も更新致しますので、お待たせしてしまいますが見て頂けましたら嬉しいです。よろしくお願い致します！ (2018年11月15日 12時) (
レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
Karasu - 毎回良いとこで終わる！！(泣)(早くみたいので)更新頑張ってください！！ (2018年11月15日 11時) (レス) id: ce467b078d (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - 磯野さん» 死柄木めっちゃ好きですww はい！楽しみにしてます！！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - らる@盃さん» こんばんは！コメントありがとうございます。らる様は死柄木がお好きなんですね？磯野は上鳴君をこよなく愛しております笑笑らる様の好みのオチにはならないと思いますが.....楽しみにして頂けたら光栄です。よろしくお願い致します！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - 続きがすごく楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：磯野
| 作成日時：2018年11月4日 21時
