STORY 5-3 ページ43
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『なんでそんなに、機嫌悪いの？』
俺の問いかけに、爆豪の眉がピクリと動く。
『朝、なんかあったの？』
爆豪は黙ったまま俺を睨むだけ。
『もしかして、眠いとか？』
何も反応を示さない、爆豪。
『サポート科との合同授業で、なんかあった？』
ピクッと動いた爆豪の片方の眉。
これだ。
爆豪はサポート科の生徒と何かあったんだ。
分かりやすく反応を示した爆豪は、「別に…」と言いながら目を逸らす。
目を逸らした爆豪を下から覗き込もうと、机の上に両腕を乗せて頭を傾けた。
『嘘だ』
爆豪「あ？」
『なんか言われたんだろ』
爆豪「しつけえ」
『なんて言われた？』
爆豪「……」
唇を結ぶ爆豪を黙って見つめる。
何かを俺に言おうと爆豪の唇が薄く開くが、爆豪はその言葉を飲み、再び唇を結んだ。
そして、俺の額に親指を押し付けた爆豪は、グリグリと力を入れて擦り付けた。
『ッだだだだ！！痛゛ッ！摩擦！！』
爆豪「何も言われてねえっつの、うぜェ！そういうテメェは自分のペアの奴と上手くやってんのか」
『や、やってるよ…！結構可愛い女の子だし…っ！』
爆豪「あっそ」
額を親指でグイッと押してから離す、爆豪。
俺は擦られた額を掌で撫でながら唇を尖らせた。
爆豪「…俺の心配すんじゃねえ、クソ迷惑だ」
『本当にサポート科の奴から何も言われてないんだな？』
爆豪「言われてねえ」
『信じて良いんだな？』
爆豪「しつけえっつの」
『分かった』
俺は立ち上がると、勝手に使っていた椅子を元に戻し、自分の席へと戻った。
自分の席に着席した俺は、はあ、と短く溜息を吐きながら机の上を見つめる。
サポート科の奴から「何も言われていない」と言った爆豪の言葉は、きっと嘘だ。
何か言われたに違いない。
爆豪があそこまで苛立つ何かを、絶対に言われたんだ。
確か、爆豪のペアの生徒は男だったよな。
一見、不気味なオーラを放ち、左目を前髪で隠している男子生徒。
爆豪とは対象的な彼に、いったい、何を言われたのだろうか。
ボーッと考えながら、目の前に座る緑谷の背中に向けて、シャープペンシルの先端をプスッと刺して遊んだ。
『えいっ』
緑谷「い゛…ッたぁぁぁーッ！！」
_______________
To be continued
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磯野(プロフ) - Karasuさん» こんにちは。コメントありがとうございます！今夜も更新致しますので、お待たせしてしまいますが見て頂けましたら嬉しいです。よろしくお願い致します！ (2018年11月15日 12時) (
レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
Karasu - 毎回良いとこで終わる！！(泣)(早くみたいので)更新頑張ってください！！ (2018年11月15日 11時) (レス) id: ce467b078d (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - 磯野さん» 死柄木めっちゃ好きですww はい！楽しみにしてます！！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - らる@盃さん» こんばんは！コメントありがとうございます。らる様は死柄木がお好きなんですね？磯野は上鳴君をこよなく愛しております笑笑らる様の好みのオチにはならないと思いますが.....楽しみにして頂けたら光栄です。よろしくお願い致します！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - 続きがすごく楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：磯野
| 作成日時：2018年11月4日 21時
