STORY 5-3 ページ42
【男主side】
────翌日の朝。
サポート科の生徒達と合同授業が始まってから今日で三日目、つまり、今日は合同授業の最終日。
朝から1年A組の生徒達は、サポート科の生徒達との合同授業にそわそわと胸を踊らせていた。
緑谷「どんなアイテムを貰えるのかな」
お茶子「やっぱり作ってもらったアイテムは貰えるんだね！」
飯田「楽しみだ。きっととても素晴らしいアイテムに違いない…！」
俺の前の席に座る緑谷、そして、緑谷を囲む飯田とお茶子は瞳をキラキラと輝かせながら言う。
そんな三人を眺めた後、俺は振り返り、後ろ側に座る爆豪を見た。
爆豪は机の上に頭を伏せ、ビクとも動かない。
なんだか、様子がおかしい。
サポート科の生徒達との合同授業が始まってから、 爆豪は普段よりもイライラする事が多くなった。
俺は椅子を引いて立ち上がると、真っ直ぐに爆豪の席へと向かった。
爆豪の前の席の椅子を静かに引いて座る。
爆豪は顔を机の上に伏せているため、顔を見ることは当然出来ない。
恐る恐る右手の指先を爆豪の頭に近付け、ちょん、と頭をつついた────その瞬間。
爆豪「あ゛！？触んな！！」
ガバッと頭を上げた爆豪に、俺はビクッと肩を跳ねさせながら指を引っ込める。
目を吊り上げ牙を剥き出しにする爆豪は、頭をつついた相手が俺だと分かると、目を逸らしながら舌打ちをした。
爆豪「ンだよ、オメーか」
『だ……誰だと思った？』
爆豪「切島」
『ハズレー、俺でしたー』
爆豪「帰れ、消えろ、目ざわりだ、ついでに死ね」
『それもハズレ。俺長生きする予定だから』
爆豪の机の上に頬杖をつき、「ハハ」と軽く笑いながら言えば、爆豪はギロリと俺を睨む。
朝からすこぶる機嫌が悪い、爆豪。
その機嫌の悪さは、朝に何かあったのか、それかただ眠いだけなのか、それとも昼前にあるサポート科との合同授業のせいなのか。
爆豪の機嫌の悪さは、きっと、爆豪にしか分からない。
じっと爆豪を見つめると、爆豪は唸るような低い声を出しながら言った。
爆豪「なに見とんだテメェ」
『ん？うーん…』
曖昧な返事をしながら、誰にも聞こえないように小さな声で言った。
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磯野(プロフ) - Karasuさん» こんにちは。コメントありがとうございます！今夜も更新致しますので、お待たせしてしまいますが見て頂けましたら嬉しいです。よろしくお願い致します！ (2018年11月15日 12時) (
レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
Karasu - 毎回良いとこで終わる！！(泣)(早くみたいので)更新頑張ってください！！ (2018年11月15日 11時) (レス) id: ce467b078d (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - 磯野さん» 死柄木めっちゃ好きですww はい！楽しみにしてます！！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - らる@盃さん» こんばんは！コメントありがとうございます。らる様は死柄木がお好きなんですね？磯野は上鳴君をこよなく愛しております笑笑らる様の好みのオチにはならないと思いますが.....楽しみにして頂けたら光栄です。よろしくお願い致します！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - 続きがすごく楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：磯野
| 作成日時：2018年11月4日 21時
