STORY 5-2 ページ39
【男主side】
上鳴「おい棗！先に食堂行くなら行くって言えよー」
『ンンごめんごめん』
一人で先に大食堂にやってきた俺は、誰よりも先に昼飯を食べていた。
遅れて食堂にやってきた上鳴と切島、そして爆豪はそれぞれの昼ご飯をおぼんの上に乗せて席に着いた。
もぐもぐと頬を動かして咀嚼をする俺の目の前に座った上鳴は、箸を手に持ちながら俺に言う。
上鳴「どーよ、お前とペアの奴」
『んー……まあまあ、かな』
上鳴「女？男？」
『女の子』
上鳴「マジでえ！？ぐああああ！！負けたああああ！！！」
そう叫びながら自分の金髪をガシガシと毟る上鳴に、俺はニヤリと口角を上げた。
『まさかお前のペアって男？』
上鳴「……そうだよ」
『ハッハッハ！ドンマイッ！そんなに落ち込むな』
上鳴「……なんか、すげえムカつく！梅雨ちゃーん！棗が梅雨ちゃんからサポート科の女子に乗り換えるって言ってるぞー！梅雨ちゃーん！！」
『バッカ！チクんな！つか乗り換えるとか言ってねえし！！』
口元に両手を添え、周囲に聞こえるように大きな声を出す上鳴。
俺は慌てて椅子を引いて立ち上がると、片手を伸ばして上鳴の口を塞いだ。
『で、切島は？ペアの子どう？』
切島「すげえ積極的な男だった！質問されすぎて何を質問されたか忘れたわ」
「アハハ」と笑う切島の隣で、爆豪は黙々と昼ご飯を食べ進めている。
俺に口を塞がれている上鳴がふがふがと何か言っているが無視をし、黙々と昼飯を食べている爆豪へと顔を向けた。
『爆豪は？』
爆豪「あ？」
『ペアの子、どんな感じ？』
爆豪「クソモブのザコ」
『おいおい、言いすぎだろ』
爆豪「モブにモブって言っちゃわりぃのかよ」
キッ、と俺を睨み付けてくる爆豪。
そんな爆豪の鋭い目付きに、俺は恐怖を感じてゴクリと唾を飲み込む。
そして、上鳴の口から手を離して椅子に座り直した。
『つか、俺達ヒーロー科のアイテムを作るって、サポート科の奴らも大変だよな』
切島「それってよ、明後日には俺達にくれるのかな」
『せっかく作ってくれたのなら欲しいよな』
爆豪「いらねえ」
皿の上に箸を投げ捨てるように置く爆豪はそう言うと、椅子の背もたれに寄りかかった。
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磯野(プロフ) - Karasuさん» こんにちは。コメントありがとうございます！今夜も更新致しますので、お待たせしてしまいますが見て頂けましたら嬉しいです。よろしくお願い致します！ (2018年11月15日 12時) (
レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
Karasu - 毎回良いとこで終わる！！(泣)(早くみたいので)更新頑張ってください！！ (2018年11月15日 11時) (レス) id: ce467b078d (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - 磯野さん» 死柄木めっちゃ好きですww はい！楽しみにしてます！！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - らる@盃さん» こんばんは！コメントありがとうございます。らる様は死柄木がお好きなんですね？磯野は上鳴君をこよなく愛しております笑笑らる様の好みのオチにはならないと思いますが.....楽しみにして頂けたら光栄です。よろしくお願い致します！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - 続きがすごく楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：磯野
| 作成日時：2018年11月4日 21時
