STORY 4-2 ページ30
ギュッと両手で握り拳を作り、唇を噛み締めた瞬間、歩いていた廊下の電気がパッと消えた。
『え』
突然消えた廊下の電気に、俺はその場で足を止める。
なんだ。どうした。
おい電球、なんで勝手に消えた？
咄嗟に振り返るけれど、そこには生徒の姿は無い。
再び顔を前に戻すけれど、そこにも生徒の姿は無い。
じゃあ、どうして？
どうして勝手に電気が消えた？
これは、もしかして────オバケの仕業？
『ま、まじ怖ぇから何も出てくんなよ！フリじゃねえからな！バケモン出てくんなよ！急に出てくんじゃねえぞ！もう１回言うけどフリじゃね…』
震える声でそう叫びながら両手でタオルを握り締め、辺りをキョロキョロと見回す。
カタカタと肩を震わせながら廊下の壁に身を寄せ、周囲を警戒しながら歩き出そうとした────その時。
『ぎえええぇぇぇえええッッ！！』
突然、廊下の角から現れた男に、俺は15年間生きてきた中で一番の叫び声を上げた。
叫び声を上げた俺は、腰が抜けたようにその場に尻をついて座り込んだ。
カタカタと震える体。
ガチガチと震える歯。
バクバクと震える心臓。
その場に座り込んだ俺は、体を震わせながらその人物を見上げる。
パニックになる頭でその人物を確認した俺は、情けなく声を裏返しながら、彼の名前を呼んだ。
『ば、……爆豪』
_______________
To be continued
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磯野(プロフ) - Karasuさん» こんにちは。コメントありがとうございます！今夜も更新致しますので、お待たせしてしまいますが見て頂けましたら嬉しいです。よろしくお願い致します！ (2018年11月15日 12時) (
レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
Karasu - 毎回良いとこで終わる！！(泣)(早くみたいので)更新頑張ってください！！ (2018年11月15日 11時) (レス) id: ce467b078d (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - 磯野さん» 死柄木めっちゃ好きですww はい！楽しみにしてます！！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - らる@盃さん» こんばんは！コメントありがとうございます。らる様は死柄木がお好きなんですね？磯野は上鳴君をこよなく愛しております笑笑らる様の好みのオチにはならないと思いますが.....楽しみにして頂けたら光栄です。よろしくお願い致します！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - 続きがすごく楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：磯野
| 作成日時：2018年11月4日 21時
