STORY 3-3 ページ22
【爆豪side】
────いつの間にか閉じていた瞼を持ち上げれば、そこには真っ白な天井が。
黒目を左右に動かせば、左側には大きな窓と、右側には純白のカーテンが。
ここはどこかの部屋である事は間違いない。
けれど、どこだ？
どこの部屋なんだ？
起き上がろうと体に力を入れてみれば、ズキンと頭に痛みが走った。
爆豪「い゛…ッ！」
痛みが走った頭を咄嗟に片手で押さえれば、視界に入ってきたのは馴染みのある顔。
それは、赤い髪がトレードマークの、切島。
俺が目を覚ました事を知った切島は、「おお！起きた！」と声を上げた。
切島「大丈夫か、爆豪！」
爆豪「るせぇ、喚くな」
切島「まだ頭痛ぇ？今日は安静にしとけって、リカバリーガールが言ってたぞ」
爆豪「リカバリーガール…？」
という事は、ここは保健室か。
どうして保健室に俺がいるんだ。
思い出そうと頭で考えてみるけれど、それよりも頭痛がひどすぎて思い出す事が出来ない。
痛みが走る頭を片手で押さえながら眉間に皺を寄せていれば、「ほら」と切島が冷たいタオルを差し出した。
切島「爆豪ってさ、泳げねえの？」
爆豪「は？」
切島「プールで溺れるなんて、お前らしくねえなと思って」
爆豪「俺が…溺れた？」
差し出された冷たいタオルを受け取りながら、切島の言葉を復唱すれば、徐々に記憶が蘇る。
学校指定の水着に着替えて、アホヅラが携帯で写真を撮ろうなんてふざけた事を言ってきたのも思い出した。
そしたら、あのザコ野郎が俺に喧嘩を売ってきたんだ。
水中でレースをする事になって、相手はデクと半分野郎と切島で。
意外と切島の泳ぎが速いもんだから正直焦って、そしたら────そうだ、足がつったんだ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 292人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
磯野(プロフ) - Karasuさん» こんにちは。コメントありがとうございます！今夜も更新致しますので、お待たせしてしまいますが見て頂けましたら嬉しいです。よろしくお願い致します！ (2018年11月15日 12時) (
レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
Karasu - 毎回良いとこで終わる！！(泣)(早くみたいので)更新頑張ってください！！ (2018年11月15日 11時) (レス) id: ce467b078d (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - 磯野さん» 死柄木めっちゃ好きですww はい！楽しみにしてます！！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - らる@盃さん» こんばんは！コメントありがとうございます。らる様は死柄木がお好きなんですね？磯野は上鳴君をこよなく愛しております笑笑らる様の好みのオチにはならないと思いますが.....楽しみにして頂けたら光栄です。よろしくお願い致します！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - 続きがすごく楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：磯野
| 作成日時：2018年11月4日 21時
