STORY 3-2 ページ18
【男主side】
『梅雨ちゃん、可愛いなあ…』
上鳴「棗ってああいう子が好みなの？」
『可愛くね？梅雨ちゃん』
切島「ハハッ、独特な雰囲気だよな」
『独特な雰囲気なところが良いんだよ。可愛いなあ、話しかけたいなあ』
1年A組、蛙吹梅雨。
個性は、蛙。
他の女子生徒とは違い、一人だけ独特な雰囲気を持つ彼女の事が、数日前から気になっていた。
彼女にしたいだとか、恋愛感情を持っているだとか、今はそういうわけではない。
ただ、俺の好みに蛙吹梅雨はドストライクで、無意識に目で追っている時がある。
俺と上鳴、切島、爆豪の四人はプールサイドに並んで座り、担任の話を聞きながら女子生徒達を眺めていた。
スクール水着姿の彼女達が、普段の彼女達よりも可愛らしく、いや、色っぽく見える。
「可愛いなあ…」と呟きながらうっとりと眺めていれば、切島の隣に座っていた爆豪がすくっと立ち上がった。
『どっか行くの？』
爆豪「話ちゃんと聞けや。これからレースだろうが」
『え、レース？やだあ…』
爆豪「泳げねえのか、クソダセェ」
『お、泳げるし！クロールスイスイだし！』
俺も負けじとその場に立ち上がれば、ぷいと爆豪から顔を逸らし、愛しの蛙吹梅雨の元へ駆け寄った。
『梅雨ちゃーん、速く泳げる方法教えて！』
梅雨「嫌よ」
『え！ど、どうして…』
梅雨「女の子から泳ぎを教えてもらうなんて男らしくないから、嫌」
『ゲゲーン！！！』
白目を向く俺に対し、蛙吹梅雨は「行きましょ」と言いながら他の女子生徒達の背中をポンポンと押す。
蛙吹梅雨に、嫌われた。
俺の目の保養、癒しである蛙吹梅雨に「男らしくない」と言われてしまった。
控えめに言って、死にたい。
口から白い魂を吹き出し、白目を向いている俺の元に歩み寄った上鳴が「ドンマイ」と言いながら俺の肩をポンと叩く。
「ドンマイ」じゃないよ、上鳴。
もう、おうちに帰りたい…。
*
1チーム四人で行われる、この水中でのレース。
個性は使っても使わなくても良し。
ただし、条件はある。
それはきちんと『泳ぐ』こと。
「水中戦だと思ってレースに挑め」と言った、担任の相澤消太。
彼の言葉に、俺は納得した。
必ずしも、戦いは陸で行われるわけではない。
水中で行われる戦も中にはある。
.
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磯野(プロフ) - Karasuさん» こんにちは。コメントありがとうございます！今夜も更新致しますので、お待たせしてしまいますが見て頂けましたら嬉しいです。よろしくお願い致します！ (2018年11月15日 12時) (
レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
Karasu - 毎回良いとこで終わる！！(泣)(早くみたいので)更新頑張ってください！！ (2018年11月15日 11時) (レス) id: ce467b078d (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - 磯野さん» 死柄木めっちゃ好きですww はい！楽しみにしてます！！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - らる@盃さん» こんばんは！コメントありがとうございます。らる様は死柄木がお好きなんですね？磯野は上鳴君をこよなく愛しております笑笑らる様の好みのオチにはならないと思いますが.....楽しみにして頂けたら光栄です。よろしくお願い致します！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
らる@盃(プロフ) - 続きがすごく楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年11月7日 21時) (レス) id: 0f8ed7e297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：磯野
| 作成日時：2018年11月4日 21時
