STORY 38 ページ20
(男主side)
練習で疲れた体を引きずりながら帰宅し、汗で汚れた体をシャワーで流す。
用意されていた晩飯を食した俺は、自分の部屋に戻った。
部屋の電気をつけ、机の上に置いたままのスマホを手に取ると、メッセージが何件か届いていた。
送り主を確認してみると、そこには木兎と赤葦の名が表示されている。
指でタップして内容を確認してみた。
どうやら、木兎からのメッセージも、赤葦からのメッセージも、明日の花火大会の待ち合わせ場所についてだった。
画面を見ながらベッドに移動し、ベッドの上に腰を下ろす。
木兎との待ち合わせ場所は、神社の前。
赤葦との待ち合わせ場所は、高台になっている広場。
どちらも、待ち合わせ場所が正反対にある。
俺はスマホ画面を眺めたまま、明日の花火大会の事について考えた。
もう、俺の中では答えは決まっている。
今更、迷う事はない。
これで良い、と納得している。
スマホ画面から目線を上げた俺は、ベッドの隅に置いてあるバレーボールを見つめた。
明日、きちんと自分の気持ちを伝える。
きちんとケリをつける。
大丈夫。
俺の決意した答えは、間違っていない。
スマホの電源を消した俺は、ベッドから立ち上がり、部屋の壁についているスイッチを押して明かりを消した。
*
次回、読者様による選択オチです。
木兎光太郎オチ。赤葦京治オチ。
お好きな方を選んでお読み下さいませ。
磯野
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磯野(プロフ) - yu-kariさん» こんばんは。コメントありがとうございます。次のHQ小説の内容はまだ決まっていませんが、次回も読んでいただけましたら幸いです。よろしくお願いします。 (2018年10月29日 20時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
yu-kari - 、、、たまらん。(*´∀`*)ポッ次回作楽しみ( ´Д`)= (2018年10月29日 13時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - 輝咲囚兎/キサキ シュ-トさん» おはようございます。コメントありがとうございます。最後まで読んで下さいまして誠にありがとうございます。これからも読者様方々におもしろいと思って頂ける作品を作っていこうと思いますので、よろしくお願いします! (2018年10月29日 7時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
輝咲囚兎/キサキ シュ-ト(プロフ) - 最初から最後迄本当に楽しかったです!どちらのルートも応援していたのでとても胸がいっぱいです!ホントに素敵な作品をありがとうございます!! (2018年10月29日 7時) (レス) id: 437cb76d7d (このIDを非表示/違反報告)
yu-kari - おっ、、、あっ、、、。、、、、、ぁぁぁぁあああ!、ぁぁぁぁあああ!最高ぉぉおおおお!最後まで神作ぅぅぅぅぅぅううう! (2018年10月28日 2時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:磯野 | 作成日時:2018年10月21日 21時