STORY 14 ページ2
※フォロワー様の「片想いあるある」を及川君が演じてくれます。
(及川side)
俺は昨晩、史上最悪なことをやらかしてしまった。
昨晩の日付けが変わった頃、布団の中で体を縮こませながら眠っていると、手の平に握りしめていたスマホが、ピコピコ、と鳴り響いて振動した。
いつの間にかスマホを弄りながら眠ってしまっていたようで、俺はその音と振動で目を覚ました。
眠気で頭がボーッとする中、重たい瞼を持ち上げてスマホ画面を見てみると、そこには《夏坂 皐月からメッセージがありました。》と表示されている。
及川「なつ…、さか…」
声に出してメッセージを送ってきた人物の苗字を読み上げると、俺は重たい瞼を一気に持ち上げた。
及川「なっちゃん!?は、え!?なに!」
うつ伏せに体勢を変えると、表示されているメッセージを指でタップして開く。
するとそこには、《起きてる?》とハテナマーク付きで内容が表示された。
「寝てたけど起きるよ」と言葉で反応しながら指では、《起きてるよ。》と嘘をついて返信をする。
数秒後に既読が付き、再び一通のメッセージが送られてきた。
《眠れない。》そう送られてきたメッセージに、俺の鼻息は一気に荒くなる。
だって、なっちゃんは眠れなくて、助けを求めて、俺に連絡をしてきたってことでしょ?
俺しかなっちゃんを眠りに導ける人がいないから、俺を頼ってきてくれたんでしょ?
任せて、なっちゃん。
俺がなっちゃんを、眠りへと導いてあげる。
返信内容を暫し考えた後、俺は《今どこにいるの?》と問いかけたら、《布団の中》と返ってきた。
そこで俺は、布団の中にいるなっちゃんを想像する。
ああ、きっとなっちゃんはきちんとパジャマを着ていて、あったかい布団に首まで埋もれているんだね。
そして、布団からひょこっと顔を出して、俺と連絡を取り合っているんだね。
及川「…クソ可愛い」
想像をしては勝手に悶えてしまい、布団の中で両足をバタバタと動かして暴れた。
その後は最近の部活のことや、学校の話など、他愛の無いメッセージのやり取りを繰り返した。
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磯野(プロフ) - ナナさん» おはようございます。コメントありがとうございます。私も浪川さんの声はイケボだと思います!書いてて自ツッコミしてました(笑)読んで頂けまして嬉しいです!今後ともよろしくお願い致します。 (2018年6月24日 8時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 磯野さんのお話をひたすら、ニヤニヤしたり、笑っ たり恋ってこんな感じなんだなあと思ったりと楽しく見ています!思わず、浪川さんあんたもイケボだよなど叫びながら見ています!これからも頑張ってください! (2018年6月24日 7時) (レス) id: c46c927188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:磯野 | 作成日時:2018年6月10日 21時