検索窓
今日:9 hit、昨日:8 hit、合計:39,480 hit

STORY 14 ページ2

※フォロワー様の「片想いあるある」を及川君が演じてくれます。



(及川side)



俺は昨晩、史上最悪なことをやらかしてしまった。


昨晩の日付けが変わった頃、布団の中で体を縮こませながら眠っていると、手の平に握りしめていたスマホが、ピコピコ、と鳴り響いて振動した。


いつの間にかスマホを弄りながら眠ってしまっていたようで、俺はその音と振動で目を覚ました。


眠気で頭がボーッとする中、重たい瞼を持ち上げてスマホ画面を見てみると、そこには《夏坂 皐月からメッセージがありました。》と表示されている。



及川「なつ…、さか…」



声に出してメッセージを送ってきた人物の苗字を読み上げると、俺は重たい瞼を一気に持ち上げた。



及川「なっちゃん!?は、え!?なに!」



うつ伏せに体勢を変えると、表示されているメッセージを指でタップして開く。


するとそこには、《起きてる?》とハテナマーク付きで内容が表示された。


「寝てたけど起きるよ」と言葉で反応しながら指では、《起きてるよ。》と嘘をついて返信をする。


数秒後に既読が付き、再び一通のメッセージが送られてきた。


《眠れない。》そう送られてきたメッセージに、俺の鼻息は一気に荒くなる。


だって、なっちゃんは眠れなくて、助けを求めて、俺に連絡をしてきたってことでしょ?


俺しかなっちゃんを眠りに導ける人がいないから、俺を頼ってきてくれたんでしょ?


任せて、なっちゃん。


俺がなっちゃんを、眠りへと導いてあげる。


返信内容を暫し考えた後、俺は《今どこにいるの?》と問いかけたら、《布団の中》と返ってきた。


そこで俺は、布団の中にいるなっちゃんを想像する。


ああ、きっとなっちゃんはきちんとパジャマを着ていて、あったかい布団に首まで埋もれているんだね。


そして、布団からひょこっと顔を出して、俺と連絡を取り合っているんだね。



及川「…クソ可愛い」



想像をしては勝手に悶えてしまい、布団の中で両足をバタバタと動かして暴れた。


その後は最近の部活のことや、学校の話など、他愛の無いメッセージのやり取りを繰り返した。


.

STORY 14→←※前書き



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
135人がお気に入り
設定タグ:男主 , ハイキュー , 及川
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

磯野(プロフ) - ナナさん» おはようございます。コメントありがとうございます。私も浪川さんの声はイケボだと思います!書いてて自ツッコミしてました(笑)読んで頂けまして嬉しいです!今後ともよろしくお願い致します。 (2018年6月24日 8時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 磯野さんのお話をひたすら、ニヤニヤしたり、笑っ たり恋ってこんな感じなんだなあと思ったりと楽しく見ています!思わず、浪川さんあんたもイケボだよなど叫びながら見ています!これからも頑張ってください! (2018年6月24日 7時) (レス) id: c46c927188 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:磯野 | 作成日時:2018年6月10日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。