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STORY 5 ページ14

なっちゃんとLINEが出来るんだよ?


嬉しいに決まってるじゃん。


これからなっちゃんと四六時中繋がっていられるんだよ?


生まれてきて良かった。


俺のLINEのIDをなっちゃんに教えては、なっちゃんはスマホをポケットの中に押し込んだ。



『んじゃ、いつか連絡するわ』

及川「いつか?まあいつでもいいけど」



いつか、じゃダメだよ、なっちゃん!


今連絡して!


ちゃんと俺にメッセージが届くか確認しなさい!



『そんじゃ』

及川「はいはい」



パタパタと走り去っていくなっちゃんの背中が見えなくなれば、俺は両手で頭を抱えてその場にしゃがみ込む。


なぜ俺は、なっちゃんの前だと強がってしまう!?


これじゃあちゃんとメッセージが来るかどうか不安じゃん!


そもそも「いつか」って何!?


今送れよ!!!



及川「うわああああああ!!なっちゃんのバカァァァァ!!」



そう叫ぶ俺の目の前に、偶然現れた国見ちゃんは、俺の叫び声を聞いてギョッとした顔を向ける。



国見「お、…及川さん、どうしたんですか」

及川「国見ちゃ…!!ねえ!なっちゃんのLINE知ってる!?なっちゃんのLINE!!」

国見「なっちゃ…、…夏坂のことですか?」

及川「そうだよ!俺の恋人の夏坂……待って、なっちゃんの下の名前知らない!!教えて!!」

国見「な、…夏坂皐月」

及川「え、何その名前。普通に可愛いんだけど、暴れていい?」

国見「やめてください」



そうか。


なっちゃんの下の名前は皐月っていうんだね。


可愛いね。


なっちゃんの名前も、うんと愛してあげるよ。



国見「で、夏坂のLINEがどうしたんですか?」

及川「なっちゃんに、今すぐ及川さんに連絡してってLINEして」

国見「え?夏坂、及川さんのLINE知ってるんですか?」

及川「たった今交換したの!ここで!早く国見ちゃん!早くしなきゃ、なっちゃん部活行っちゃう!!」



国見ちゃんの肩を両手で掴み、ガクガク揺すれば、国見ちゃんは俺に揺らされながらスマホをポケットの中から取り出す。


そして、ポチポチと画面を操作すれば、国見ちゃんは「ストップ!及川さんストップ!」と叫んだ。



国見「夏坂には連絡しましたから、ちゃんと!」

及川「よくやった」

国見「じょ、…上司かよ」



これでなっちゃんから連絡は来るはず。


俺はスマホを握り締め、フンフフーンと鼻歌を奏でながら部室へ向かった。



ーーーーー
to be continue…

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磯野(プロフ) - 雷雅さん» 雷雅也様、おはようございます!コメントありがとうございます。これからも更新頑張っていきますので、磯野の駄作品をこれからもよろしくお願いします! (2018年6月6日 6時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
雷雅 - 更新頑張ってください! (2018年6月3日 18時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
磯野(プロフ) - ハリヤヤマさん» おはようございます!以前はコメントありがとうございました!また毎晩のように更新通知を鳴らしてしまいますが、この先もどうぞよろしくお願い致します(;;) (2018年5月30日 8時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
ハリヤヤマ - うわー新作だー!とっても面白そうです。かげながら応援するています。これからも沢山の小説期待しています!! (2018年5月30日 8時) (レス) id: 3d7326d260 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:磯野 | 作成日時:2018年5月29日 19時

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