STORY 15 ページ12
皇輝は部室の床に胡座をかいて座っていて、ゲームに夢中になっているのか、適当に「んー」と返事をする。
岩泉「あれ、平日じゃなかったか?」
「そうだっけ」
岩泉「部活後に行くんだよな?」
「んー…そうなるなぁ」
ゲームに夢中になっているため、皇輝は岩ちゃんの問いかけに適当に答えるばかり。
真剣に答えろよ!と思い、通信対戦をしていた俺は皇輝を集中的に攻撃し、早々と皇輝のプレイキャラクターを倒した。
「っだぁぁああ〜!!及川!俺ばっか攻撃してくんな!」
及川「フフン、ざまあみろ」
「もうやだ!今日は負けてばっかり!俺もうやーめた!」
そう言いながらスポーツバッグの上にゲーム機を投げた皇輝は、ふてくされながらもぼんやりと天井を見上げた。
「……で、なんだっけ。秋祭りか。お前らみんな行くだろ?」
皇輝がゲームを辞めたところでみんなも次々とゲームを閉じていき、みんなは皇輝の問いかけにバラバラに頷いた。
「来週だよな?んじゃあ、部活後にみんなで行こうぜ。財布忘れてくんなよ。あと先生に財布見つからないようになー」
岩泉「財布見つかったらおしまいだしな。及川、気を付けろよ」
及川「なんで俺だけ!?」
初めて北川第一 バレー部の仲間と一緒に行く秋祭り。
なんだか今からわくわくして、胸が踊ってしまう。
それに、仲間の中には皇輝がいて、皇輝と祭りに行くのも初めて。
皇輝からりんご飴を奢ってもらう約束もしてる。
ああ、楽しみだなあ。
早く来週にならないかな。
ゲーム機をスポーツバッグの奥底に押し込みながら、緩む口元を必死に隠そうと唇を噛み締めた。
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to be continue…
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磯野(プロフ) - 令恩さん» おはようございます!コメントありがとうございます。こういうお兄ちゃんだったら良いのになあ、という作者の勝手な想像で作りました笑ありがとうございます!また他の作品もお時間がある時に見て頂けましたら幸いです。 (2018年8月13日 9時) (レス) id: 1f5e84e895 (このIDを非表示/違反報告)
令恩(プロフ) - はぁ…皇輝兄さんイケメン過ぎません?弟想いでちゃんと言う事は言うって素晴らしくないですか?これは及川が惚れるのも分からなくも無いなー (2018年8月13日 4時) (レス) id: 163bbcf1b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:磯野 | 作成日時:2018年4月10日 17時