【ダ／イ／ヤ／の／A】今までもこれからも大嫌い！１ (ページ19)

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知らない場所で２御幸side ページ19

沢「御幸一也！たのもう！！」

御「いやいや、なにお前二年の教室に入ってきちゃってんの。てか先輩付けろ、先輩」

沢「部活対抗リレーってなんスか！！なぜ俺に教えない！？」

御「わざわざそれ聞きに来たのかよ。降谷にでも聞けって…」

沢「何おう！？先輩が後輩にきちんと説明しないとは！それでも先輩か御幸かず…ッ、ふんぐっ！」

御「はいはい、わーったわーった。ちゃんと教えっから黙れ」

騒がしい沢村の口を抑えて教室から引っ張り出す俺。

正直今は、小豆と倉持の関係が気になっていた。

だってアイツら普通にじゃれあってんだもん。
同じ野球部員として、気になるじゃん？

俺が教室から出た後、小豆は俺の席に座り小さな声で倉持に問いかけた。

『そんで、足は？平気？』

倉「んあ？あー、全然平気。もう痛くねぇわ」

『良かったじゃん。俺が包帯巻いてやったおかげだね。感謝しろよ』

倉「うっぜー。それ言うために来たのかよ」

『当たり前。なんか奢れよ』

倉「性格悪すぎか」

『お前に言われたかねーわ』

二人の関係がどんな理由で徐々に良くなっていったのかは分からない。

俺がいない間、二人が楽しそうに笑っていたのなんて、沢村のせいで知らない。

ただひとつ分かったことは、倉持は頑なに小豆に数学のノートは貸さず、黙って俺のノートを持っていかれたことは理解した。

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to be continue…