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廿 ページ21

間合いを取りながら


闘っていると


近づいてくる足音


「お前ら何勝手に人の店ん前で騒いでんのよ」


そう言って外に出てくる数名の人たち


邪魔だと言わないばかりに出てきた人たちに


向かい帯を出していく鬼



その間に入り庇うように帯を捌こうとした



だがうまく捌くことは出来ずに



「…ヴッ……!」



そう言って今はもうなくなった腕を抑えながら


呻き声を上げる



『腕を抑えて建物の中に行け



外には出るな巻き沿いを喰うぞ



“次”は守り切れるか分からないからな』


そういったら先程までの態度とは真逆で


怯えた様子で大人しく建物の中に隠れた





そして再び鬼と向き合う形になったが


それは直ぐに遮られた



街中で起きた


大きな轟音と共に



その音を聞いた瞬間



師範の技の音だと


直ぐに分かった

直接見たことはないが話は何度も聞いていた



それから少し経った後に


近づいてくる気配を感じた

近づいてくる足音が聞えた

何度か


聞いたことのある足音

感じたことのある気配



師範がこっちに向かっている


そう感じた瞬間持っていた武器を



変更した




“今はまだ”隠しておくべきタイミングだからである


その数分後師範は目の前にやって来た。





「お前何こんな奴に手こずってんだよ



んな地味な奴を探してんじゃねぇんだぞ?俺らは



とっとと片して上弦を探しに行くんだろうが」


「柱…ようやく来たのね。これであの方に良い報告が出来る」


「煩ぇ今はお前と話してねぇよ


説教の邪魔しないでくんねぇ?」


「何よ私が話してやっているのに


上弦の私が折角話しているところなのに」






「煩ぇつってんだろ


あとお前上弦じゃねぇだろ


弱すぎんだよ」


「何なのちゃんと数字ももらtt」

師範の痺れが切れたのかギャンギャンと


煩かった鬼の頸を一瞬で刎ね落とした。



「頸を斬られたぁぁぁうわぁぁぁぁぁん」


何時まで騒いでいたので


可笑しいな


そう違和感を覚えた瞬間



「いつも私ばかり悔しいよぉ




“お兄ちゃん”





そう鬼が叫んだ瞬間に違和感の正体が判明した



鬼の背中からまた別の鬼が出てきた



そして気配からも




違和感の無い



強さが感じられた







私たちが追っていた鬼は



こいつらなんだ



そう思った

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設定タグ:宇髄天元 , 鬼滅の刃 , ホラーミステリー(?)   
作品ジャンル:ミステリー
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作者名:ワンワン | 作成日時:2021年7月31日 17時

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