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こけた際に足をくじいた。

いつもならしないのに

恐らく初めて化け物に動揺しているのだろう
ああ死ぬんだなそう思ったら何時かの日を思い出した

内容は覚えていない人との会話

これが走馬灯ってやつなんだそんなことを思いながら

起き上がることの出来ない体を捩じらせ空を見上げた

そこはとても広く視界に入るほど近いのに

どれだけ背伸びして腕を伸ばしても決して届くことのない美しい夜空

すると何かが視界を横切った

でもどうせ死ぬから関係ないか

(ああ…1度で良かったから逃げた奴の姿見つけたかったな…)
自分に残る心残りはそのくらいだった。


いつまで経っても化け物の手が自分の元に来なくなったので

ふと化け物のほうを見た


するとその化け物はすでに居なくなっていた。


その代わりに一人の男が刀と思われるような大きな武器を持って此方を向いてきた。

男は自分の近くまで来ると

「鬼はもう俺が派手に殺ったからもう大丈夫だ」

そう言い私の足を見れば手当てしようと近づいてきた

私はと言えば警戒をし、近づいてくる彼から逃げようと


無理をして立とうとした。

しかしながら立つことはできずにその場に倒れそうになった

そんな私を彼は支えて

「そんな怪我してんだし無理すんじゃねぇよ…
あとお前名前は?」

そう尋ねてきた。


どうせもう会うこともないだろうに名を尋ねられたため戸惑ったが

『Aだ…… 一ノ瀬A』

そう名乗った勿論 一ノ瀬 というのは偽名だ

本名は別にあるが自分でも聞いたことはなかった。

すると彼が一瞬驚いた表情になったのを私は見逃さなかった。

何に対して驚いたのかそれは初対面の相手でもあったため分からなかったが

驚いたのは間違えなかった。

「ふぅん一ノ瀬ね…」

彼は何かを考えながら私の偽りの名字を口にした。



そんな彼に私はある疑問をぶつけた

『今さっきの化け物はなんだ?』



聞いても良いことか分からなかったが気になってしょうがなかった

するとその人は

「簡単に言ったら人喰い鬼だ。んで俺らはその鬼から人たちを守るヒーローってところだ。」

人喰い鬼…

人を守る


聞いた時何て生温い話なんだ

そう思った

それと同時に鬼に対して 怒り を覚えた

私たち一族は

村の人たちは


基本的に外に出歩けない。

結婚なども村の中同士

だからいつも村の人には優しくしろ

そう教わっていた


なのに人間の暮らしを怯やかす存在がいること


色々なことが頭の中で交差した

参→←壱



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設定タグ:宇髄天元 , 鬼滅の刃 , ホラーミステリー(?)   
作品ジャンル:ミステリー
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作者名:ワンワン | 作成日時:2021年7月31日 17時

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