拾捌 ページ19
その知らせは突然訪れた
善逸が音沙汰なく消えたことは
毎晩師範・炭治郎・伊之助・善逸
この5人で集まり
状況の報告を行っていた
そんなある日
善逸が来なくなった
その日師範は
「お前ら2人はもう此処を出ろ
俺は判断を色々と間違えた
嫁を助けたい一心で
関係のない奴らまで巻き込んでしまった
お前ら2人は無理だ
判断を見誤るなよ?
生きている奴が
“勝ちなんだよ”」
初めて聞いた師範の本音だろう
すごく心に響いた
そのままその場から移動した師範
取り残された炭治郎と伊之助と私
炭治郎が
階級が低かったからなのかな…
そう嘆いていた
力になりたいのになれない
手助けしたいのに実力不足だから
足手まといになる。と
伊之助のほうは
「お前祭りの神のとこの奴だろ?
なんとかあの野郎を説得しろ」
そう言い寄ってきた。
『無理だよ多分
あの状態の師範は止めれない
それと師範の言葉は正しい
二人には無理だの部分は間違えていると思うけど
師範は判断を間違われていたと思う
そしてお前らは生きろ
人生何があるか分からない
このことは前
痛いほど分かっただろ?
相手は上弦クラスだ
普通に柱でも勝てるかどうかの問題になる
だから師範は最小限の
犠牲だけで済ませようと
しているのだと思う
ただ人生は生きていたらどうにかなる
幾らでも変わることは出来る
未来を変えることすらね
だから君たち3人…師範も含めて4人には生き延びてほしい
私は行く
師範の継子だから
乗っかった船だから
今度こそ手の届かない場所に
行かせないために
私には君たちを止める権利も資格も無いから
これ以上のことは言わない
ただし残るというなら
“絶対に”生き残れ
君たちの為にも
師範の為にも
鬼殺隊の為にも
そして
私の為に』
それだけ述べてその場から離れた
仕事に出るために
善逸を救う為に
これ以上犠牲者を出させないために
そして
師範の為に
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作者名:ワンワン | 作成日時:2021年7月31日 17時