君に逢いたかった【名前変換】―Part.7― (ページ29)

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■Story 329 ページ29

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大貴「この写真さ、校長に渡しといて。」

涼介「Aちゃん大丈夫だったの?」

大貴「まぁ……ぎりぎりセーフ。」

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俺は家に涼介と侑李を呼び出し、

写真を渡す。

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侑李「アイツ…やっぱり裏があったか。」

涼介「いなくなれば女子何人かは悲しむだろうけどな。」

大貴「んなのどうだっていいよ。」

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Aが傷つかなければ、

Aさえ悲しまなければそれいいんだから。

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侑李「そう言えば、来週から学校来れるね。」

大貴「そうだな……」

侑李「嬉しくないの?」

大貴「……普通。」

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どうせクラスに行ったら行ったで、

仲悪いやつらはそのままいるわけだし。

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Aとこれからも一緒にいていいのか、

迷いがあるのも事実で……

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大貴「何か飲むよな、持ってくる。」

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俺は階段を下りてキッチンの冷蔵庫を開けた。

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コンビニで買ったジュースがあったので、

俺はそれを手に取って、二階に戻る………

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時に、珍しくリビングの電話が鳴った。

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大貴「もしもし……有岡ですけど。」

「あら、大貴君?」

大貴「おばあさん。」

「覚えてくれてて嬉しいわ。」

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父方の祖母からの電話だった。

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「お母さんいるかしら?」

大貴「いや…今はちょっと出かけてるみたいで。」

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「そうなの。わかったわ……また電話するわね。」

大貴「はい。失礼します……」

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