約束のネバーランド〜永遠の詩〜脱獄編 (ページ9)

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番外編（突然だけど）ページ9

どーも、Lemonです！
ネタ切れだったので、番外編書きます！ごりょーしょーください。
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レアンSide
今日、姉のベッキーが巣立っていった。少し寂しいな。でも、いつか会えるから、外に出るまで我慢しよう。そういえば、レイが見当たらないな。部屋かな。
部屋に行くと、押し殺したような鳴き声が聞こえた。そっと覗いてみると、レイがいた。
なんで泣いてるんだろ。ベッキーがいなくなって、寂しいのね、きっと。
私はレイに声をかけた。
レアン「レイ、外行かない？」

レイSide
また一人、死んだ。ゴメンな、ベッキー。
助けられる人数は限られてる。そんなの、最初からわかってることだ。
レアン「レイ、外行かない？」
レイ「っっ！」
レアン「ほら！早く！」
レアンは人差し指を、唇にあてて俺の手を引いて走る。
裏から出ようとしてるみたいだけど、開けられるわけ・・・・
ガチャっは？
レアン「よし！ほら、行こ！」
あいつ、ピッキングまでできたのか！？
いつの間にか森の近くまで来ていた。木に登らされ、レアンが笑った。
レアン「ねっ、れい、元気出た？」
こいつ、俺が泣いてたのを見たんだ。それであえて何も言わずに、ここへ連れてきてくれた。
レイ「ああ、出た出た。」
レアン「アハッ、良かった！レイ、ベッキーがいなくなって悲しかったんだと思って！
　でも大丈夫、レイには、私とエマとノーマンがいるから！」
悲しかった・・・？レアン以外の家族に、こんな事言われたことがない。
まさかこいつ、何か気づいてるんじゃ・・・
レアン「？どしたの、レイ？」
レイ「ん？なんでもねえ」
レアン「ふーん？へえー？」
レイ「何だよ」
レアン「私はいつでも、レイの味方だからね？忘れないでね！」
レイ「ああ、約束だ」
レアン「あっ、やばい！そろそろ戻らないと、ママに見つかっちゃう！早く帰ろ！」
レアンはスルッと木から降りて、「レイ、早くー！」と手を振っている。
俺も降りると、ニカッと笑って、手を引かれ走っていた。
このときからだった。本気で、レアンに惹かれたのは。