６ ページ8
レイSide
レアンは俺の条件をあっさり受け入れた。これにはなにか裏がありそうだ。
時々エマたちの方に言って、様子を探るか。
でも、今はこっちの対応だ。
レイ「異常なし。」
ママ「ところで、レイ。」
ママは書類を書く手を止めて、俺に話しかけた。
何のようだ？
ママ「次の出荷が決まったわ。」
レイ「次の出荷はいよいよ俺か・・・」
ママ「いいえ、次の出荷は・・・・・・・・・・・・・・・・・レアンよ。」
レイ「っっ！」
ママ「急に決まったことなの。一週間後に出立の予定よ。」
レイ「俺との契約はどうしたんだよ！反故にするのかよ！」
ママ「あなたは今まで使える犬だった。でもここからは、私が制御する。
くれぐれも、余計なことはしないことね。」
レイ「(ババアっ！！)」
ママ「じゃあ、おやすみ、レイ」
くそっ、早急になにか手を打たないと、なにか、なにか無いのかっ・・・・・・・！
考えろ、考えろ、この世界で誰よりも考えろ、
考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ考えろ！！！！！！！！！！！！！！
レアンSide
やっぱりレイは内通者だった。でも理由はわかってる。
私もそうだったら、レイと同じことをするから。それよりも、こっちをなんとかしないとね。
ノーマンとエマはやっぱり、私と同じ考えだった。うまくレイは騙せたけど、感づいてるだろうな。
まあいいや、とりあえずノーマンと話をしよう。
ノーマン「やあ、レアン。話って何？」
レアン「情報収集ができたの。レイから。」
ノーマン「レイ、から？」
レアン「ええ、レイはママの内通者だったの。」
ノーマン「っっ！」
レアン「我ながら嫌気がさすわ、だって、最初にレイを疑ってしまったんだもの。」
ノーマン「それで、レイからはなんて？」
レアン「やっぱり、私達の考えは反対みたい。だから私は今日から、レイの内通者になったの。
エマには言わないでね。あの子、顔に出やすいから。そしてノーマン、
あなたも感情を隠す練習をしないとね！」
ノーマン「え、そんなに顔に出てたかな・・・」
レアン「ええ、私がわかったから、レイもママも気づいていると思う。だから、私が言ったことを
すべて暗記して、今ここで。」
ノーマンは少し顔をしかめたから私は、
レアン「難しい？」
ノーマン「いいや、できるよ。」
レアン「じゃあ、始めるよ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Lemon | 作成日時：2023年12月30日 20時
