約束のネバーランド〜永遠の詩〜脱獄編 (ページ7)

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レアンSide
今日はいつもより早く起きちゃったな。レイは多分、何か隠してる。
リトルバーニー、耳の傷、いつものレイの態度、あのとき感じた違和感・・・・・・
まさか・・・・・・・・！

いつものように、私は振る舞った。ママの様子も探りたいから。
ママ「マルクはお皿を並べて頂戴。」
マルク「はーい、ママ」
ママは残酷なほど、いつも通りだった。全然顔に出てない。
鉄壁だ。まるで何もなかったように。絶対ママには負けない。チェスではママには負けたこと無いし、絶対に脱獄して見せる。
エマ「レアン、おはよう！」
ノーマン「レアン、おはよう」
ふたりとも無理してるな、顔が微妙にひきつってる。
レアン「おはよう、エマ、ノーマン。」
私も挨拶を返して、さて、レイに尋問でもするかな。
朝食を済ませて、テストを受けたあと、レイに詰め寄った。
レアン「レイ、何か知ってることがあるんじゃない？」
レイ「お前、昨日もそんなこと言ってたけど、お前こそ何を見てきたんだ？」
レアン「言わなくてもわかるでしょう？それと、ママには伝わってないんだよね？」
レイ「っっ！」
レアン「そう、ならいいや。」
レイ「なんでわかった。俺が内通者だって。」
レアン「リトルバーニーだよ。なんか不自然だったもの。コニーがいくらふわっとした性格でも、
　大切なものをましてや食堂に置き忘れるなんて無理があると思ったから。
　それで一つの、仮説を立てて調べたの。で、レイに行き着いた。違う？」
レイは急に、ニヤッと笑って、「交渉しよう」と言ってきた。
レアン「条件は？」
レイ「さすが、話が早くて助かる。レアンもわかってると思うが、全員では逃げ切れない。
　だから、お前が、エマたちに提案して作戦の調整をしてもらう。」
レアン「拒否したら？」
レイ「このことをママにバラす。」
レアン「フフ、わかった。じゃあ、私からの条件は、レイの持ってる情報の開示、自分から死にに行
　か無いこと、寝返って」
レイ「交渉成立」
とりあえず、レイは仲間に引き入れた。私がレイのスパイになることになるけど、まあいいや、
ここまでは計画通り。
あとは・・・。