約束のネバーランド〜永遠の詩〜脱獄編 (ページ22)

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レイSide
エマ「みんないる？」
「「「「「おう！/うん！」」」」」
エマ「行くよ！」
レイ「これどういうことだ？全員知ってんのか？」
ノーマン「うん、そうだよ。レアンが手を回してくれてね。」
レイ「４歳以下がいない・・・？」
エマ「おいていく、でも、諦めたわけじゃない。2年後に必ず迎えに行く。」
ううううーーーー(警告音)
ちっ、予定よりも通報が早い。
レイ「どうする？橋はもう渡れないぞっ！」
ノーマン「問題ない、そもそも橋から逃げる気なんて無い。ここから渡る。」
は？崖だぞ！？できねえだろ・・・、え？全員手際よく降りていく、どういうことだ？
レアン「ね？いいでしょ、レイ？レイがありえないって言ってた光景。」
レイ「ああ、そうだな。あのときは悪かった、ごめん。」
レアン「そんなこともういいのにｗｗ、いいもの見せてあげるって言ったでしょ？
　私、約束は絶対に守る方だから！だから、私との約束、レイ、
　もう自分を犠牲にしたりしないで、そして私の分まで家族を守って！」
レイ「ああ、約束するよ、レアン。絶対に守る。今度は誰も切り捨てたりしない。
　家族全員を守る。約束する。」
レアンは満足げに笑っていた。ふと後ろを見た。でも、もうレアンの姿はどこにもなかった。
レアンは、いつか絶対に会える。お前にあったら必ず伝える。
”好きだ”と。

エマSide
レイがジェミマを抱いて、滑り降りた。よし、あとは私だけ・・・、その時誰かの気配を感じた。
息を荒くして駆けつけたママだった。
イザベラ「行かないで頂戴、エマ。」
すがるように言ったママに私は真剣な顔で
エマ「さようなら、ママ。」
そう言って滑り降りた。

ママSide
どうしてこうなったのかしら。どこで間違ったのかしら。私はどうなるのかしら。
あのときクローネを排除していなかったら、レイを切らなかったら、何か変わったかしら。
いいえ、何度時を戻しても、私は同じことをする。あの時点で私はあの子達に負けていた。
あの子達の成長を見抜けなかった私の負け。
もういいか、商品を逃した私は無能な飼育官。もういいのよ、これで。
みんな、レスリー。
逃げなさい、ロープは回収しておいたわ。農園の関係者は暫くの間農園内を血眼で探すでしょうから。
いってらっしゃい。願わくはその先に光がありますように。
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ここで一旦完結です！お疲れ様でしたー！