約束のネバーランド〜永遠の詩〜脱獄編 (ページ3)

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今日も私はみんなより一足先に起きて、本を読んでいた。
レアン「もうそろそろかな」
私は本を閉じて、鐘がなると同時にみんなを起こしにかかった。
レアン「みんな〜！朝だよ〜！起きてー！」
コニー「おはよう、レアン。」
レアン「おはようコニー。みんなを起こすの手伝ってもらっていいかな？」
コニー「うん！いいよ。」
ママから貰ったうさぎのぬいぐるみ、リトルバーニーを抱えてパタパタ走っていくコニーを見ながら
レアン「今日で、コニーともお別れか・・・」
としんみりしてると、クイクイ服を引っ張られた。
エウゲン「レアン・・・靴のひも結べない・・・」
普段はそんなに喋らないエウゲンから言いに来るなんて・・・！
レアン「うん。いいよー。言ってくれてありがとね。」
そういって、頭を撫でてあげると、彼は恥ずかしそうに笑ってくれた。

遅れて食堂に来ると、親友たちに挨拶した。
レアン「おはよう、エマ、レイ、ノーマン」
エマ「あ、おはよう！レアン〜、レイが意地悪いう～」
レイ「おはよ。随分と遅かったな」
ノーマン「おはよう、レアン。今日も大変だね。」
レアン「そうなんだね、エマ。レイには私から言っとくね、
　エウゲンとお話してたんだよ、レイ。最近よく喋ってくれるの、
　そうだね、ノーマン。私も手伝うね。」
私は、パンのかごをよいしょっと持ち上げたら、ママがくすくす笑っているのが目に入った。
ママ「エマ、こっち手伝って。」
エマ「ママまで〜！」
とむくれて、ママに抗議するエマ。それを横目に、私はかごをテーブルに置きにいった。
ノーマン「レアンってなんかママみたいだよね。」
レイ「ああ。あいつ、無理してなきゃいいけど・・・」
ノーマン「レイは心配性だね〜★」
レイ「//別にそんなんじゃねえ。」
ノーマン「ふーん？」

ママ「おはよう、私のかわいい子どもたち。今日も、39人の兄弟揃って平和に暮らせることに感謝して、いただきます。」
みんな「いただきます！」
ママ「はい、あーん。」
コニー「あーん、おいしい！」
ママ「コニーは甘えん坊さんね。」
コニー「いいでしょ、今日で最後なんだから。」
ママ「そうね。」
大好きなママ、大好きな親友たち、大好きな弟妹たち、大好きな家族！
肌の色も年齢も違うし、血の繋がりもないけど、
私達の大事な家族。