約束のネバーランド〜永遠の詩〜脱獄編 (ページ14)

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（またまた）番外編３ページ14

レアンSide
エマ「ねえ！ねえ！レアン、ノーマン！」
レアン「どうしたの？エマ？」
ノーマン「もしかして、レイのことかな？」
エマ「うん、そう！もうすぐレイの誕生日だからなにかできないかなって思って！」
ノーマン「うーん、レアンは何かいい案ある？」
レアン「歌をプレゼントするのはどうかな？私２秒で作詞作曲できるよ。」
エマ「じゃあ、そうしよう！」
ノーマン「僕たちにできることってある？」
レアン「今、それぞれの楽器の楽譜できたからみんなで演奏する楽器を決めて、
　練習してね。あ、もちろん、レイには内緒で！」
みんな「「「「了解！」」」」

レイSide
なんか、みんな俺にはよそよそしいな。何隠してるんだろ。
今日は俺に誕生日か・・・。今日もみんなよそよそしいな。まあ、そのほうがいい。
こんな俺なんかに関わらないほうがいいに決まってるから。
レアン「レーイっ！」
レイ「！なんだよ？」
レアン「ほらっ来てっ！」
急にレアンは俺の手を引いて走った。そして、
レアン「じゃあ、私やることがあるから！レイは食堂に行ってね！」
急に連れ出されたと思ったら、次は食堂にいけと・・・。
俺は妙に暗い廊下を歩いて、食堂のドアの前についた。
レイ「ママ・・・。」
ママ「レイ、行きましょ？」
俺はうなずいてドアを押し開けた。
「「「「「「〜♪♪♪〜♪〜〜♪♪〜♪♪♪〜♪〜♪♪♪〜」」」」」」
レアンが歌っていた。みんな、ハンドベル、シンバル、ドラム、トランペット・・・
色々な、楽器で演奏してる。まさか、みんながよそよそしかったのって・・・！
ママ「みんな、あなたのために頑張っていたのよ？レイ、誕生日おめでとう。」
レイ「・・・。」
いつの間にか、レアンだけじゃなく、みんなが歌い始めていた。
演奏し終わって、
エマ「レイ！」ノーマン「レイ」レアン「レイっ！」
「「「「「「レイ、誕生日おめでとう！！！！」」」」」」
レアン「みんなからのプレゼントだよ。どうだった？」
俺のためだけに、みんなは動いてくれたのか・・・？
エマ「え？レイ？」
レイ「なんでもない、みんなありがと・・・」
みんな「「「っっっっっ！！！！！！」」」
スーザン「やった、成功ね！」
ドン「あんときは、ひやひやしたなあー！」
ギルダ「ねえー！」
みんなありがとう。でも、その優しさが、俺にとっては痛い。
みんなごめん。でも、俺は絶対に脱獄を諦めないから。