７ ページ11
レアンSide
さて、ノーマンたちと情報交換できたことだし、次は、ドンとギルダを引き入れる。
なんだか、眠れないな。外行って気分転換でもしよ・・・。
レアン「・・・っ」
はあ・・・、聞こえてるのに・・・。
レアン「レイ、そこにいるんでしょ？」
レイ「やっぱり、お前には敵わないな。で、なんか掴めたか？」
レアン「やっぱり、ノーマンたちは全員で行くつもりでいるらしい。
そのための準備も整ってる。次は、ドンとギルダを引き入れるつもりみたい。」
レイ「なら、そのままお前は加担するフリをして、土壇場で切り離せ。」
無理に決まってるじゃない・・・。もし、秘密をみんなが知ってたらどうするの・・・。
レアン「ええ、わかったわ。」
うまくレイは騙せてるから、大丈夫。このまま行けば・・・
レイSide
レイ「なあ、レアン・・・。お前に伝えないといけないことがある。」
レアン「なあに？」
いつもは結っている長いきれいな髪をなびかせて、彼女は振り返った。
レイ「お前の出荷が決まった・・・っ！」
レアン「・・・」
俺はレアンの様子に目を見開いた。彼女は悲しそうに微笑んでいた。
レアン「そっか、ついに私の番か・・・。予想はしてたよ。
でもそれまでに、準備は整う。私が出るのは大体１週間後くらいかな、あってる？」
レイ「っっ！」
レアン「そっか、やっぱり。」
やっぱりこいつは、何もかも見えているように動く。
レイ「レアンっ！今すぐにここから逃げろ！あとは俺g」
レアン「その必要はないよ。そのための準備はできてるから。
それに、今私が逃げたら、色々面倒なことになるから。
大丈夫。私は死なない。それと、私の予想が当たらなければいいんだけど、
エマをよく見ていてあげて。特にエマをママを接触させないで。」
レイ「おまっ、死なないってどういうことだよっ！それに、エマをママに近づけるなって、
無理な話だろ・・・！どうすんだよ・・・！」
レアン「ママはきっと私の次にノーマンを出荷するつもりだと思う。私がママならそうするから。
だから、そのリーダーのエマを脱獄できないようにする。
私は絶対に死なない。約束する。だから、このことは、みんなには秘密ね。」
そんなこと、了承できるわけ無いだろ・・・！そんなことしたら、お前が・・・！
レイ「なんで、お前、自分で死なないってわかったんだ・・・？」
レアン「それは・・・・・・」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Lemon | 作成日時：2023年12月30日 20時
