7話 スラム仲間 ページ9
ジャミルの洗脳魔法事件から一晩と半日後。
ジャミルの洗脳魔法事件直後、僕はてっきり音速チョップを食らって意識を失うと思っていたが、彼は僕に何もしなかった。
二年前、カリムとドッキリで靴に蜘蛛の玩具を入れた時は首に手刀を叩き込まれ気を失った挙句、ビンタで強制的に意識を浮上させられた後三日間口を聞いて貰えなかったのに。
二年でこんなに人は変わるものなのだろうか。
変わったといえばカリムもそうだ。
少し前からカリムは寮生の意見を聞かず自我を押し通す暴君になった。
そして、大切なホリデーも寮対抗マジフト大会やテストで最下位を取ったから、と特訓に当てると言い出した。
でもすぐに元の朗らかで元気なカリムに戻って寮生といつも通りのように接するのだ。
当然寮生は混乱し、心身共に疲弊する。
それなりに長い付き合いの僕もこれには驚いた。
僕はホリデーで熱砂の国の太陽を全身に浴びてカリムみたいに焼けてやろうと思ったのに。
二年になれば必然的にホリデーは忙しくなるんだな。
ラギ「冷凍食品は最低20袋は貰わないと……
パンは消費期限が明日までのもの全部ッスね…
あ、クッキーとかも貰っていこう！
シシシッ！これでばあちゃんも腹一杯食えるッスね！」
隣席のラギーもホリデーでやることが沢山あるらしい。
「ラギーはそのメモに書いてある食材どうするんだ？流石に一人で食べる訳では無いだろう？」
ラギ「流石にそれは無いッスよ〜
これは食堂のゴーストから消費期限が近いものを貰って近所のクソガキにあげるつもりの食材ッス。
Aくんなら分かると思ったんだけどな〜」
「僕の仮家の近くには幼い子どもはいなかったからな…
どちらかと言うと裏の方に住んでたし。」
ラギ「ああ〜
裏の方はお金集まりやすいけど危なくないっスか？
ほら、誘拐とか…」
「誘拐される人は見たが手を出せば自分までやられることを知ってるからな。
それに誘拐されるのは大体富豪や王族だろう。
知らぬが仏さ！」
ラギー・ブッチ:サバナクローの寮の彼とは今年初めて知り合った。
授業で隣席になり、実験中できた鉱物に目を光らせる彼を見て僕が話しかけたのが始まりだ。
彼とは互いに貧しい家の出だからか、話が合う。
そして教室で隣席である今は時々遊びに行く仲になった、この学園で初めての僕の友達だ。
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風鈴(プロフ) - 悠風ごめん、コメント見てなかった。リクエスト答えてくれてありがと。横笛…かっけぇな、軽音部からの熱い勧誘は怖い… (2020年11月9日 0時) (
レス) id: cf698666c3 (このIDを非表示/違反報告)
悠風(プロフ) - 「風鈴さん、質問ありがとう！絵以外だったら、楽器を演奏することが今ハマってることだな。カリムが太鼓でジャミルがギター。僕は横笛を吹くんだ！僕の演奏をリズムに、二人が踊ってくれることもあるよ！軽音部からの熱い部活への勧誘もあったっけ……」 (2020年10月26日 21時) (レス) id: a4b29a8b8f (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - 夢主ちゃんの最近ハマってるものは？(絵以外) (2020年10月25日 22時) (レス) id: cf698666c3 (このIDを非表示/違反報告)
悠風(プロフ) - 星猫さん» 了解です！！ (2020年10月25日 17時) (レス) id: a4b29a8b8f (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - すみません；；自分のログインが苦手で…；；私の作品がこの作品で会話しよう！を会話しませんか？ (2020年10月19日 19時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠風 | 作成日時：2020年10月9日 23時
