3話 お怒りバイパー ページ5
寮生「A先輩おはようございます！
野菜ピクルスってキュウリとラディッシュで良いですか！」
「！ ああ。
キュウリは塩もみするから少し厚くても構わないよ。
ラディッシュはきちんと水に晒さないと食感が失われるから注意してな。」
寮生「先輩！
主菜はどうしますか？」
「主菜は僕がやるよ。
昨日の羊肉の残りを使い切る。」
朝食まであと少し。
目指せ30分調理！
冷蔵庫から新鮮なラムを取り出して開封し、包丁の背でよく叩く。
柔らかくなった羊肉を切ろうと包丁を持ち替えた時、包丁の側面が反射してキッチンの向こう側が見えた。
ニコニコと暗色系の髪の青年が笑っている。
ニコニコと言うより笑顔の圧だろうか。
目が笑っていないし、浅く被ったフードは表情をより相手に見せるために…
フード？
「あ、詰んだ。」
ジャミ「おいA」
ジャミ「遅刻して寝起きの頭で30分の朝食なんて出来ると思うなよ」
そう冷たく告げるとジャミルは胡散臭い笑顔で『ただでさえ夜食二人分は20分だぞ舐めるな』と静かに圧を掛けてくる。
あ゛…お怒りジャミル……
説教30分コース+無限正座のおまけ付きだ。
「あはは…」
❈❃❈
いつもなら5人くらいで魔法を使い、手間を省来ながら料理するのだが、およそ半分の3人で胃がブラックホールの寮生達分を作るのは時間がかかる。
しかもその後学校に行って普通授業を受けなければいけないし、夜は宴三昧で片付けもする。
この寮はブラックすぎると改めて思う。
だがジャミルが入ってくれたお陰で10分以上短い20分弱で朝食は作り終わったのだ。
有難くカットフルーツの入ったヨーグルトと言うデザートも付けてくれた。
ここまでジャミルが甘くしてくれるのは久しぶりだった。
このまま僕の説教も見逃してくれるかと思ったが…
やはりそうはいかなかった。
寧ろ伸びた気がするのは気の所為だろう。
「もう僕の足の感覚が無くなってきましたよ、
副寮長様。」
ジャミ「人が話しているのに余所見とは随分余裕だな？
よし、そこも追加で話してやろう。」
この人は僕を産まれたての子鹿にでもしたいんだろうか？
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風鈴(プロフ) - 悠風ごめん、コメント見てなかった。リクエスト答えてくれてありがと。横笛…かっけぇな、軽音部からの熱い勧誘は怖い… (2020年11月9日 0時) (
レス) id: cf698666c3 (このIDを非表示/違反報告)
悠風(プロフ) - 「風鈴さん、質問ありがとう！絵以外だったら、楽器を演奏することが今ハマってることだな。カリムが太鼓でジャミルがギター。僕は横笛を吹くんだ！僕の演奏をリズムに、二人が踊ってくれることもあるよ！軽音部からの熱い部活への勧誘もあったっけ……」 (2020年10月26日 21時) (レス) id: a4b29a8b8f (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - 夢主ちゃんの最近ハマってるものは？(絵以外) (2020年10月25日 22時) (レス) id: cf698666c3 (このIDを非表示/違反報告)
悠風(プロフ) - 星猫さん» 了解です！！ (2020年10月25日 17時) (レス) id: a4b29a8b8f (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - すみません；；自分のログインが苦手で…；；私の作品がこの作品で会話しよう！を会話しませんか？ (2020年10月19日 19時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠風 | 作成日時：2020年10月9日 23時
