24話 快速絨毯 ページ29
泣き疲れて少しうとうとしていたら、外が騒がしくなってきた。
何か騒ぎがあるようだ。
「なんか足音が近づいて……ってうわっ！？」
突然寄りかかっていたドアが引かれ、バランスを崩した。
思わず手前の金貨の山に身を隠したが、足音は僕に確実に近づいてくる。
「〜〜のは〜〜〜かも…」
「くそぅ…何とか〜〜〜」
どうしよう、寮生たちかもしれない。
ここにいるってバレたら、 後処理がかなりめんどくさいんだよね…。
あ、そうだ。
絨毯の中で隠れてたら良いんじゃないかな！？
拝啓10分前の僕へ。
10分前の僕は、随分馬鹿な考えをお持ちなんだな。
「10分前の僕は！本当に馬鹿だったああ！！！！
うわぉあぁぁぁぁ！！！！グリ、ちょ、前代われ！！！」
グリ「無理なんだゾ！今手を離したら確実に落ちるんだぞ！！」
ユウ「あっ、僕死ぬんだな」
「馬鹿言うな！正気になれ！！」
幾らこっちが叫んでも暴走を止めない絨毯。
そろそろ替え時かな。
って目の前に鏡あるんだけどおおお！？
このスピードで受け身とるのは厳しいし、
監督生たちは思い切り衝突するから出来ないな。
あ、結構早い。
グリ「うわああああ〜〜〜〜鏡にぶつかる〜〜〜〜！！」
ドスーーーーン！！！
このままだと監督生が何かの角に頭をぶつける…！
受身が取れないならこっちが取るしかないな。
「監督生、ごめんな！」
監督生の制服の後ろ襟を思い切り引っ張り、抱え込む様な体制で二、三回転がった。
ユウ「あ、A先輩ありがとうございます…」
グリ「ふな゛ぁああ………。」
ユウ「ここは……？」
奥の方からくらげの様なものが明るくなっていく。
椅子があって、テーブルがあって……
水槽もある。
「………おや、こんな深夜にどんなお客様がいらっしゃったかと思えば。」
「食べ物盗みに来た泥棒だと思って締めに来たのに……
小エビちゃんとアザラシちゃんに………
シャケちゃんかぁ。なーんだ、つまんねーの。」
「り、リーチ兄弟！？」
なんでいるんだって、ここはこいつらオクタヴィネルが経営するモストロ・ラウンジか。
フロ「なーに、シャケちゃん変な顔して。」
「し、シャケ？僕グレーじゃなくないか？」
ジェ「安心してください、Aさんは十分シャケですよ。」
安心してください、あなたはシャケですよなんて
生まれて初めて言われたんだが。
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風鈴(プロフ) - 悠風ごめん、コメント見てなかった。リクエスト答えてくれてありがと。横笛…かっけぇな、軽音部からの熱い勧誘は怖い… (2020年11月9日 0時) (
レス) id: cf698666c3 (このIDを非表示/違反報告)
悠風(プロフ) - 「風鈴さん、質問ありがとう！絵以外だったら、楽器を演奏することが今ハマってることだな。カリムが太鼓でジャミルがギター。僕は横笛を吹くんだ！僕の演奏をリズムに、二人が踊ってくれることもあるよ！軽音部からの熱い部活への勧誘もあったっけ……」 (2020年10月26日 21時) (レス) id: a4b29a8b8f (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - 夢主ちゃんの最近ハマってるものは？(絵以外) (2020年10月25日 22時) (レス) id: cf698666c3 (このIDを非表示/違反報告)
悠風(プロフ) - 星猫さん» 了解です！！ (2020年10月25日 17時) (レス) id: a4b29a8b8f (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - すみません；；自分のログインが苦手で…；；私の作品がこの作品で会話しよう！を会話しませんか？ (2020年10月19日 19時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠風 | 作成日時：2020年10月9日 23時
