14話 力の封印(監督生サイド) ページ16
肉球のあるふさふさのグリムの足にをゆっくり、そして緩く包帯のようにA先輩は髪を巻きながら言った。
ユニーク魔法の前文を言った時、既に先輩の背中まであった長い髪はどんどん伸びていって、1メートルは離れている私の前まで成長し、止まった。
その時気づいたんだけど、歌っている時に先輩は少しづつ声が高くなってた。
心做しか身長が縮んで同じくらいの目線になってる。
「大丈夫？キツかったりしない？」
グリ「全然平気何だゾ！
それより、何でお前声高いんだ？」
ユウ「確かに…。もしかして、性別転換はユニーク魔法の効果の一つですか？」
「魔法の効果、と言うよりかは封印魔法が解除された、の方が近いかもな。」
ユウ「解除って…ユニーク魔法を封印する魔法だったら、刺客に恨まれたりしてかけられたんですか？」
「いや、それより前に親戚のおじいさんがかけてくれたんだよ。
僕が自分と周りを裏切らなくて済むように。」
ユウ、グリ「「？」」
「まぁ、その話はまた今度。今はグリムの肉球の
『傷が治りますように』、ね。
ららら〜ららら〜♪ららら〜ららら〜♪」
歌い始めると頭皮に近い方の髪から金色に光っていき、
白い首筋を伝って背中や鎖骨の上、耳の後ろで光は枝別れをした。
床に円を書くように回ってから進むものもあれば私のすぐ側を通ったものもあった。
暗くて星の明かりしか無かった部屋で黄金の灯を持って歌う彼女はまるで絵画の一面を切り取ったみたいだった。
ユウ「流れ星みたい…凄い綺麗…」
グリ「悪用される理由も、分からなく無いんだゾ。」
聖母のような彼女が歌い終わると髪は少しづつ光を失っていき、また暗くて殺風景な部屋に戻った。
細くて、でも痛々しい赤切れが残る手で彼女ほ髪を解いた。
「……驚かないで傷を見てみて。」
グリ「ふにゃっ！！す、スゲェ！」
ユウ「！本当に回復されてるんだ…」
「…ユニーク魔法は生まれてから一つ与えられるものだ。
でも中には契約で手に入るものもある。
君たちも気をつけてね。おやすみ。」
そう言ったあと、先輩は少し苦しそうな顔をしてから口を動かした。
すると不思議な事に視界が霞んでいく。
瞼が重くなって、ベッドに倒れ込む。
あれ、
なんでベッドにいるんだろう。
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風鈴(プロフ) - 悠風ごめん、コメント見てなかった。リクエスト答えてくれてありがと。横笛…かっけぇな、軽音部からの熱い勧誘は怖い… (2020年11月9日 0時) (
レス) id: cf698666c3 (このIDを非表示/違反報告)
悠風(プロフ) - 「風鈴さん、質問ありがとう！絵以外だったら、楽器を演奏することが今ハマってることだな。カリムが太鼓でジャミルがギター。僕は横笛を吹くんだ！僕の演奏をリズムに、二人が踊ってくれることもあるよ！軽音部からの熱い部活への勧誘もあったっけ……」 (2020年10月26日 21時) (レス) id: a4b29a8b8f (このIDを非表示/違反報告)
風鈴(プロフ) - 夢主ちゃんの最近ハマってるものは？(絵以外) (2020年10月25日 22時) (レス) id: cf698666c3 (このIDを非表示/違反報告)
悠風(プロフ) - 星猫さん» 了解です！！ (2020年10月25日 17時) (レス) id: a4b29a8b8f (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - すみません；；自分のログインが苦手で…；；私の作品がこの作品で会話しよう！を会話しませんか？ (2020年10月19日 19時) (レス) id: dba8a79b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠風 | 作成日時：2020年10月9日 23時
