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思い続けて三十六日目 ページ37
すると、姉さんはすちゃっと立ち上がり
貴「じゃぁ私、行くね。油を取りに来たことすっかり忘れてたよ」
そう言い彼女は俺の元から立ち去った。
「あ…姉さん!」
しかし俺はすぐ引き留める。
彼女の長い振り袖を掴み、歩みを止めた
「…また…来てくれる??」
俺は姉さんの瞳を見つめ、上目遣いでそう口を溢した
そして姉さんは再度歩みより、言った。
貴「ー! うん!また来るよ。約束する! それまで1人で我慢できるかな?」
俺の癖っ毛頭をすりすり撫でながら、優しい口調でー
「ーうん。する!また絶対来てね!」
ーその後も、姉さんは俺の家へ遊びに来ては、家事や炊事
姉さんの家の歴史など、色々な事を教えてくれた。
その影響か、俺の家の文明はすぐ発展していき、俺はとうとう
大人になった。
その代わり、その少し前から姉さんはぱったり来なくなった。
何故なのかはその時の俺は未熟なせいで分からなかったのだが
その理由はその後、自らが実感することになった。
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作者名:五月五月 | 作成日時:2020年7月12日 12時