★ 国民的元カレ※ ページ42
* 続きです
檜山とさっき通った道をまた戻る。
歩いて数分の所にある小さな公園。
別に好きとかそんなんじゃないけどただ単に寂しいだけであってそんな感情はどこにもない。
ラウールと付き合ってた時だってバイバイする時がいつも寂しくて何回も困らせたなぁなんて思い出す。
「なに、ぼーっとしてんの。帰るよ」
『え？あ、ごめんごめん』
「てゆーか、お母さん心配しないの？」
『一応、遅くなるって連絡はしといたから大丈夫だと思うけど』
「ならいいんだけど、」
檜山がそう言い、沈黙が続く。
私がいちばん嫌いな時間。
話す内容を必死に考えていると右手に何かが覆い被さるような気がして見てみると檜山の手が重なっていた。
びっくりして檜山の方を見ると何も無かったかのように携帯をいじって誰かと連絡をとっていた。
こうゆうこと慣れてるのかな、と思うと少しだけ胸が苦しくなるような気がした。
視線に気付いたのか檜山が振り向く。
どうした？とでも言っているかのような顔で私の顔を見つめてくる。
『あ、いや…手』
「嫌？」
『あの、嫌とかじゃないんだけどびっくりして…』
「他の男ともしてきたんじゃないの？」
『え？』
「言っとくけど、あいつと付き合ってたこと皆知ってるからね」
『え、なんで…』
「あいつ皆に自慢するように言ってきたよ。でもAにはこの事言うなって言われ続けてきて」
「最初、知った時ほんとに嫉妬で狂いそうになってさ。別れたって聞いて最低だけど嬉しくてさ…」
『だから、黒田も知ってたんだ』
「忍者は皆知ってる、ねぇ？気付かない？裏切られてたって事に」
『裏切られた？』
「だって付き合ってること内緒にしてたんでしょ？なのに色んな人が知ってるし。多分他のグループも知ってる人いるだろうね」
『最悪なんだけど』
「まぁそんな奴、別れて正解だよね」
『檜山も相当ゲスいね』
「んー？俺は本当のこと教えただけ」
なんて言いながら私の肩に頭を乗せてくる檜山。
檜山の言っていることが本当かどうかなんて他の忍者の子に聞けば分かるだろうけどそれよりも今は裏切られたことのショックが大きかった。
それでも心のどこかでまだあの人を想っているのは何故なんだろう。
なんか檜山くん凄くゲスい人みたいになってる…
本当はそんなんじゃないのに((°ө°))
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ねね(プロフ) - きゅんきゅんさせてもらいました、、リクエストにお答えしていただきありがとうございます！！これからも楽しみにしてますね！ (2020年5月9日 2時) (
レス) id: add3a8c93a (このIDを非表示/違反報告)
くるるん(プロフ) - のさん» コメントありがとうございます！こみゅ〜にて配布しておりますのでそちらからお願いします！ (2020年5月8日 14時) (レス) id: 3d660838fd (このIDを非表示/違反報告)
の(プロフ) - いつも楽しく拝見させて頂いています！Twitterフォローさせてもらいたいのですが、アカウント教えて頂けないでしょうか、(>_<) (2020年5月8日 14時) (レス) id: 4546ca35ea (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - くるるんさん» 了解です！！やってみますね(^ ^) (2020年5月7日 7時) (レス) id: 79a3566b65 (このIDを非表示/違反報告)
くるるん(プロフ) - みなみさん» コメントと嬉しいお言葉ありがとうございます(^^)こみゅ〜にて配布しておりますのでそちらからお願い致します！ (2020年5月7日 3時) (レス) id: 3d660838fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くるるん | 作成日時：2020年4月16日 7時
