元カレのくせに (ページ30)

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葵「なるほどね～ゲスい女だわ本当に」

『年下なのに凄いよね』

葵「ぶっちゃけ年齢なんか関係ないでしょ～」

『それに光成って面倒見良いから年下の子絶対に合うんだよね』

葵「負けてらんないね」

『ほんとね、どうしよう』

葵「とりあえず湧と付き合ってみたら？」

『いや、それは湧に申し訳ないじゃん』

葵「あっちだってその気だし、湧って分かりやすいんだよな」

『何が？』

葵「Aは知らなくていいよw」

『なにそれw』

葵のよく分からない話を聞かされた所で光成が教室に入ってくるのが見えた。

だけなら良いんだけど何故かドアの所にあの子がいるんだよな～。

光成はカバンの中漁ってるけど何か貸すのかな？

って思ってたら予想は的中して光成はジャージをその子に貸していた。

私でさえ借りたことないのに何あの子狡くない？

葵「ちょっと可愛い顔が台無しよお姉さん」

『なんかムカついてきた』

葵「気にしなくていいから本当に」

『あの子絶対に同じクラスの子に見て～！とか言うじゃん』

葵「まぁ学年で色違うからバレるのも時間の問題よね」

『付き合ってんの、かな』

葵「やっぱまだ好きなんじゃん」

『…認めたくないけどね、』

とりあえず湧が買ってくれたジュースを飲んで一旦落ち着く。

午後の授業はムカついて集中出来ないんだろうな。