青春を、謳歌したいです。 ページ4
「...」
昼休み、教室から廊下に顔を出して、睨むように1人の男子を見つめること3分。
やはり、やめようか。
あんな男子に話しかけることができるほど、私には勇気も元気も活気もない...
そう悩む私をよそに、彼の周りにはムードメーカーのサッカー部の男子や、いつも明るく男子のマドンナ的存在の女子など数人が集まって、今日もお祭り騒ぎだ。
あんな濃いメンバーの中を割り込むなんて、私には到底出来やしない。
だって聞いたとしても、もしかしたらあの制服のことなんて知らないかもしれないのだから。
そうだよ、知らないに決まってる。
そう自分に言い聞かせ、やりたくないことから目を背けて逃げるのは私の悪いことだってとっくにわかっている。
「んでさ、夏どーするよ!どっかに行きたい!
海?山?俺んち?どこでもいいよ!あそぼーぜ!」
「ジャクソンち広いもんな!お前んちの母さんめっちゃ優しいし!
海いいなー!花火やりてー!」
「え、そうなの?!私ジャクソンち行ったことない!
あんたいつの間に行ってたの!
それな!私も花火やりたい!」
「だろ!みんなで青春を謳歌しようぜー!!!」
おー!とジャクソンを筆頭にガッツポーズをする彼らを見て、もうそんな話をしている時点で青春を謳歌していると思うんだけど...と自分に近づいている影に気づかず遠目で彼らを見つめる私。
その時、右肩を誰かに叩かれて反射的に右側を向くと、その名札に入ったジェボム、という文字を見てさっきまで別世界に住んでいるような人たちを眺めていたからか、なんだかすごく懐かしさを感じた。
「どうした、A」
「それこっちのセリフ」
「えー?いやこっちのだよ」と安定の神的な微笑みを私に向けながら、これいる?と差し出してきた250mlの紙パックに入ったコーヒー牛乳を遠慮なくもらう。
「ジェボムこそ、どうしたのって話」
「俺が話しかけてくるのが珍しいって?」
「うーん、まあそんなとこ?
いつも勉強してるじゃん」
「そんないつもじゃないよ、たまにたまに。
今は廊下がうるさくて見に来たの」
紙パックを開きながら話を聞く私に笑いながら、「聞いた割には興味なさげだけど。それにしても、Aこそ1人であいつら眺めてたから気になった」とジェボム。
「これ開けるの難しいんだもの。
いやー、その件についてはいろいろありましてね」
「なあに、それ。
Aが珍しい」
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gumi - りんりんさん» うわー!すごく嬉しいです!ピソ団いいですよね!あの足と手をふにゃふにゃするダンス個人的に好きです笑 私はダニペンと書いていますが、もちろんおるペンです!特に最近はジェファンが好きな02lineです笑 コメントとても嬉しいです!ありがとうございます! (2018年3月15日 17時) (レス) id: 8f845f1825 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - はじめまして。gumiさんの「一目惚れ、 しました。」がすごく大好きです。私はピンクソーセージ団が大好きな05lineのりんりんです! (2018年3月15日 16時) (レス) id: 48cd6fbb6d (このIDを非表示/違反報告)
gumi - うゆさん» うふふ笑 あー!知ってる知ってる!笑 「ちょーぉーじゃぁーーん!」ってメロディアスに叫ぶヤツだよね笑 ジェファンといえば、あと おーけいおーけい(OKOK)だよね笑 ありがとーがんばる!!! (2017年9月24日 11時) (レス) id: 2d5ba8a921 (このIDを非表示/違反報告)
BIGBET - 練習生時代のセブチにNUESTと会いに行きました!それより!!!!!! 明洞は、韓国です!予定は公開禁止?らしい。そして…予定なため…変わるかもしれん。だが、変わったら韓国のSMEの近くのショッピングモールにいるかな? (2017年9月24日 0時) (レス) id: 3603e9aabc (このIDを非表示/違反報告)
BIGBET - みなさん!ワノワンに会いたいですか?もしかしたら、運が良ければ会えますよ! ※私日韓ハーフです。そしておじいちゃんの弟がプレディスのPDです。怒られないかな… ちなみに!ガッセのヨンジェと知り合いです! では!会いたい方!お正月明けに明洞へ! (2017年9月24日 0時) (レス) id: 3603e9aabc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:gumi | 作成日時:2017年8月14日 3時