瑠璃色に澄む空に君を想う ページ35
それから暫く、2人でいろんなことを話した。
自己紹介、大学のこと、友達のこと、バイトのこと…
Aさんは、自分がどうして雨の中いたのかも話してくれた。
｢実は、昨日ずっと飼っていたネコが亡くなってしまったんです。
私が小学生の時から飼っていて。
なのに最期には立ち会えなくて。アパートに帰ったら、もう息がなかったんです｣
再びその記憶を思い出したようで、うっすらと瞳に涙を浮かべるAさん。そしてネコの名前らしきものを呟く。
｢そうだったんですか…｣
さぞかし辛かっただろうなと涙が出そうなのを必死に耐えている俺に、Aさんは慌てて｢でも今はもう立ち直ったので大丈夫ですよ！｣泣かないでください、と言ってくれた。だけどそのあまりの慌てように笑みがこぼれる。
Aさんは当然、へ？というような顔をして固まる。
｢そんなに面白かったですか？｣
笑いのあまり話すことが出来ず必死に頷くことしか出来ない俺を見て、｢そんなに…？｣と少し嬉しそうな顔をするAさん。
｢ぷぷっ｣
そして、彼女も笑い始めた。
｢笑っている人を見ると、一緒に笑いたくなっちゃうんです｣
口を小さな手で抑えながら肩をすくめて笑うその姿を見て、なんだか微笑ましくなった。
.
.
.
あれからいろんなことがあったなあ。
たくさん君のことを知って、泣いたり、笑ったり。
まだまだ知らないことがあるから、これからもたくさん知っていこう。
「これからもよろしくね」
そう、夢の中にいる君に囁いた俺は、これから起こることを知る由もないんだ。
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gumi - nonさん» 初めまして!!わー！気づいていただけたのですね！すごく嬉しいです^^ ２の方にもコメントありがとうございます!!! (2018年4月2日 11時) (
レス) id: b667432b9d (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - 初めまして！こちら読ませて頂いていますが"一目惚れしました"と話が繋がっているんですね^ ^こちらも楽しみにしていますので更新頑張って下さいね！ (2018年4月1日 22時) (レス) id: 05e664ed41 (このIDを非表示/違反報告)
gumi - おりおんさん» ありがとうございます!!頑張りますね^^ そうなんです!!スキー ジャンプの予選で流れていました!! (2018年2月9日 15時) (レス) id: 23de9b5470 (このIDを非表示/違反報告)
おりおん - 続きがはやく見たいです…!続編頑張って下さい!! え、wannaoneの曲流れたんですか!?!? (2018年2月8日 22時) (レス) id: aee52d8b42 (このIDを非表示/違反報告)
gumi - baekdoさん» うわー！毎日待ってくださっているなんて！作者は本当に幸せです…涙 はい！気に入っていただける作品が書けるように頑張ります！ (2018年2月8日 22時) (レス) id: 2d5ba8a921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：gumi | 作成日時：2018年1月18日 17時
