つたない記憶 ページ32
「はーいよくできました。
花丸満点」
「やー、バカにしてるでしょ。
子供扱いして!このやろー」
「だって俺のベイビーじゃん」
「…」
「まだハニーじゃないもんねー?」
からかうように言うと、君は悔しそうに唇を噛んで俺をキッと睨んだ。そんな姿でさえ可愛いのですが。
「…そうだよ。まだベイビーだもん」
「ジニョンに世話されるもん」と膨れっ面の君。
「はいはいそうですか。
あ、いっただきー」
「あー!ぱぼー!
私のストロベリーちゃん!!」
「ジニョン君に食べてほしかったって言ってるー」
「食べちゃったら喋れないよね」
「いちごが喋るとこはツッコまないんだね」
いちごが食べられたことが相当悔しかったようで、ぶーぶー言っている君に、ごめんと謝ってもぷいっとそっぽを向いてなかなか反応してくれない。
「やー、みあねー」
「…」
「ごめんねー?」
「…」
「…ごめん」
「…」
「…ごめん、ね」
「あー!ごめんて!泣かないでって!」
「えへ」
「……やっぱなんでもないわ勝手に泣いててください」
「いやごめんなさいだから怒らないで」
君は俺をいじったことでご満悦のようでくくっと笑顔を見せている。
君が笑顔なら、それでいいかな。
なんとなくそう思った、5月10日の夜10時半。
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gumi - nonさん» 初めまして!!わー!気づいていただけたのですね!すごく嬉しいです^^ 2の方にもコメントありがとうございます!!! (2018年4月2日 11時) (レス) id: b667432b9d (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - 初めまして!こちら読ませて頂いていますが"一目惚れしました"と話が繋がっているんですね^ ^こちらも楽しみにしていますので更新頑張って下さいね! (2018年4月1日 22時) (レス) id: 05e664ed41 (このIDを非表示/違反報告)
gumi - おりおんさん» ありがとうございます!!頑張りますね^^ そうなんです!!スキー ジャンプの予選で流れていました!! (2018年2月9日 15時) (レス) id: 23de9b5470 (このIDを非表示/違反報告)
おりおん - 続きがはやく見たいです…!続編頑張って下さい!! え、wannaoneの曲流れたんですか!?!? (2018年2月8日 22時) (レス) id: aee52d8b42 (このIDを非表示/違反報告)
gumi - baekdoさん» うわー!毎日待ってくださっているなんて!作者は本当に幸せです…涙 はい!気に入っていただける作品が書けるように頑張ります! (2018年2月8日 22時) (レス) id: 2d5ba8a921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:gumi | 作成日時:2018年1月18日 17時