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手遅れなんだろうな ページ23

「A?」



ジニョンのことを考えていたので、話しかけてくるソンウの声に気づくのが遅れた。



「…ん?なに?」



「来月いつバイト入れてる?」



「えーと、いつだったかな…」


カバンの中にある携帯を探って、ディスプレイを開く。携帯のホームにしているのはこの前、バイト帰りに迎えに来てくれた時のジニョンが音楽を聴きながら俯いている姿。



「あ、彼氏」


「なによ。ニヤニヤしないでよ気持ち悪い〜」


「俺も彼女欲しい〜」


「作ればいいじゃん。

いつも告られてるんだから」


ソンウはえーーと声を漏らして不機嫌そうな顔をした。「だってさ、そういう人ってみんな中身見てないんだよ。どうせ顔がいい彼氏が欲しいって言うだけでさ、あの子達にとっては彼氏なんてブランドの一部なんだよ」



「…そうなの?」


「ん。そうなの。

Aはいいよなー、羨ましいよ」


「高校生の時とか付き合わなかったの?」


「あー、俺ね、ダンス部だったの。

恋愛禁止だったから」


「何そのアイドルみたいなの」


くくくっと笑うと、バカにするなよ!と頭を軽く叩かれた。


「俺の学校強かったんだよー?」


「はいはい。で、来月のバイトこれ」


画面を見て「ほほー」と呟き、自分の携帯をいじるソンウ。

メモってるの?と聞くと、うん、と答えた。



「なんで」


「ソンウニヒョンに言われたの。

この前ジソン先生と帰ったらしいじゃん。あの時に彼氏が心配してたって。だから、彼氏が迎えに来れない時はお前が一緒に帰ってやれって言われた」



「あー」



それにしても、彼氏来ないねえと、ジニョンが歩いて言った方向を見つめるソンウ。「立ってるのも疲れるし、どっか店でも入る?」


「じゃ、ジニョンが困らないようにここの近くのお店で」


「おう」



私たちは、立っていたところのすぐ目の前のカフェに足を踏み入れた。

もう戻ってこない→←積もった思いと記憶に潜む君は



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gumi - nonさん» 初めまして!!わー!気づいていただけたのですね!すごく嬉しいです^^ 2の方にもコメントありがとうございます!!! (2018年4月2日 11時) (レス) id: b667432b9d (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - 初めまして!こちら読ませて頂いていますが"一目惚れしました"と話が繋がっているんですね^ ^こちらも楽しみにしていますので更新頑張って下さいね! (2018年4月1日 22時) (レス) id: 05e664ed41 (このIDを非表示/違反報告)
gumi - おりおんさん» ありがとうございます!!頑張りますね^^ そうなんです!!スキー ジャンプの予選で流れていました!! (2018年2月9日 15時) (レス) id: 23de9b5470 (このIDを非表示/違反報告)
おりおん - 続きがはやく見たいです…!続編頑張って下さい!! え、wannaoneの曲流れたんですか!?!? (2018年2月8日 22時) (レス) id: aee52d8b42 (このIDを非表示/違反報告)
gumi - baekdoさん» うわー!毎日待ってくださっているなんて!作者は本当に幸せです…涙 はい!気に入っていただける作品が書けるように頑張ります! (2018年2月8日 22時) (レス) id: 2d5ba8a921 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:gumi | 作成日時:2018年1月18日 17時

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