涙を拭いてあげるから ページ19
ここは都会か田舎か、と聞かれれば都会だと思う。だから夜道は暗くはないし、オレンジ色の街灯が道標となって帰り道を知らせてくれる。
その中でジニョンと話をしていれば、自分のアパートに着くのはあっという間だった。
ああー、もうここか。と思いながら鍵を回して101号室のドアノブに手をかける。その前にふと、後ろを振り向くと、黒いコートには対照的な明るい茶髪をしたジニョンが、こちらをまるでオンマのような優しい目つきで見つめていた。
「ばいばい。いつもありがと」
「いいえ。Aこそいつも遠回りして帰ってくれてありがとね」
ジニョンがドアノブに手をかけている私に近づいてきて、じゃあね、いい夢見るんだよ?と言いながらその綺麗な手を私の頭に乗せた。
「うん。ジニョンもね」
「ありがと。今度、どっか遊びに行こ。
Aが行きたいとこに」
「わかった。考えとく」
ふふ、と微笑んだジニョンは、月明かりに照らされながら夜の道に消えていった。
その姿を見送ってから部屋の中に入って、親友であるユジョンにカトクをする。
Aねーねー。今日話したことなんだけど
ゆじょんあー、あれ?私考えたよ!
ゆじょんアパートにこっそり忍び込んでケーキ持ってってサプラーイズ!みたいなのはどう?
Aおお!それいいね!ユジョナさすが!
ゆじょんふふーん、だろ?笑
ゆじょんいつだっけ、5月11日?
A違う!0510!
ゆじょんあー、そかそか!いつも間違えちゃうんだよねー笑 私に出来ることあれば手伝うからさ!言ってね!
ゆじょんなんなら結婚指輪の準備でもよくってよ?笑
Aはいはい。さんきゅ笑
ありがとう、とスタンプを押して会話を終わらせる。その日のことを想像して思わずにやけてしまった。
この会話の内容は、今度、説明したいと思います。それまで秘密ね?もちろんあの人にも。
あと4ヶ月後か〜、どうしよっかな、喜んでくれるかなと考えながら、夜空にくっきりと綺麗に浮かぶ月を見上げた。
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gumi - nonさん» 初めまして!!わー!気づいていただけたのですね!すごく嬉しいです^^ 2の方にもコメントありがとうございます!!! (2018年4月2日 11時) (レス) id: b667432b9d (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - 初めまして!こちら読ませて頂いていますが"一目惚れしました"と話が繋がっているんですね^ ^こちらも楽しみにしていますので更新頑張って下さいね! (2018年4月1日 22時) (レス) id: 05e664ed41 (このIDを非表示/違反報告)
gumi - おりおんさん» ありがとうございます!!頑張りますね^^ そうなんです!!スキー ジャンプの予選で流れていました!! (2018年2月9日 15時) (レス) id: 23de9b5470 (このIDを非表示/違反報告)
おりおん - 続きがはやく見たいです…!続編頑張って下さい!! え、wannaoneの曲流れたんですか!?!? (2018年2月8日 22時) (レス) id: aee52d8b42 (このIDを非表示/違反報告)
gumi - baekdoさん» うわー!毎日待ってくださっているなんて!作者は本当に幸せです…涙 はい!気に入っていただける作品が書けるように頑張ります! (2018年2月8日 22時) (レス) id: 2d5ba8a921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:gumi | 作成日時:2018年1月18日 17時