誰かの花になれれば vol.2 (ページ8)

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次の日

私と凛花は社長室にいた

花巻『いいんじゃない？でも2人とも納得いってない顔ね』

『タイトル曲にするにはまだなんか弱い感じがして…』

花巻『わたしにどうしろと？』

香坂『貴方達、流石に時間がかかりすぎではありませんか？
待っているファンの為にも早くリリースした方が……』

『そんなことわかってます。香坂さんには…
曲が作れなくてしんどい私達の気持ちわかりますか？』

凛花『A…』

花巻『A、あなたちょっと休んだ方がいいんじゃない？』

『ごめんなさい、失礼します。』

私は屋上に向かった

『バカバカバーカ！鉄メガネに私の気持ちわかるかー！』

宝『久しぶり聞いたわそのあだ名』

『宝…うわぁーこれデジャヴ』

宝『凛花事件の時もこんなんやったな』

『うん』

宝『どうしたん？』

『曲がさ、作れてはいるんだけど、
タイトル曲にふさわしい曲かって言われるとなんか違くて』

宝『聞いてもらったん？』

『うん、そしたら鉄メガネに、
時間がかかりすぎって言われて
私達の気持ちわからないくせに…』

宝『それ言うたらあかんよ
A、顔赤いで？熱あるんちゃう？』

宝はそういうと私のおでこに手を当てた

『へ？怒りすぎてヒートアップしただけだよ』

私は宝に触れられているせいなのか
熱のせいなのか
妙に心拍数が上がった気がする…

突然視界が回りだし宝に倒れ込んだ

宝『A！！』

私は意識を手放した