誰かの花になれれば vol.2 (ページ4)

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私達は開演まで話していた

？『すみませーん』

『あれ、優里さん！』

優里『Aちゃん！』

まさかの私の隣の席が優里さんだった

『あすかさんは？』

優里『会場までは来てたんだけどね〜』

『優里さん、前ごめんなさい！』

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私は会場の外まで走ったが、間に合わなかった

『社長！あすかさん見ませんでしたか？』

花巻『大丈夫、彼女はここに戻ってくる
あなたは席に戻りなさい…』

花巻社長が笑みをみせ、私の肩を叩いた

TRRR☎️

着信は弾から

弾『わりぃ…頼みがある』

私は楽屋にいる弾の元に向かった

弾『これ、あいつに会ったら渡してほしい』

弾は私にボイスレコーダーを差し出した

『もう、また一歩遅い！』

弾『あいつ来てたんだ…』

『私は会ってないけど社長が…』

弾『そっか…』

『これ、弾が直接渡した方がいいんじゃない？』

弾『俺が渡すよりもAが渡した方がいいと思ったから』

『理由わけわかんなすぎ』

弾『頼む』

『わかった…何がなんでも絶対渡すから！任せて！』

私はボイスレコーダーを受け取った

『ラスト公演、絶対成功させてね』

弾『あぁ』

私は弾の背中を見送った