誰かの花になれれば vol.2 (ページ3)

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そしてついに今日8LOOMのラスト公演

私はあるとこに来ていた

『奈緒！』

奈緒『あ、A！珍しいじゃん！』

『お願いします！8LOOMのライブ一緒に行こう！』

奈緒『それはできない、8LOOMにあんだけ迷惑かけて、
合わせる顔なんてない…』

『確かに奈緒が自分を責めるのはわかる、
8LOOMが選んだ道は…奈緒のせいでそうなったわけじゃない
それにこのまま過ごしてたらもっと自分責めちゃうでしょ？
だからケジメつけて欲しいっていうか…
最後に皆の晴れ舞台見届けて欲しいの！
これお兄ちゃん命令じゃなくて、私命令！』

奈緒『A…』

奈緒父『奈緒、行ってこい！』

奈緒『この兄妹には敵わないや…(小声)』

『へ？なんて？』

奈緒『何でもない！』

奈緒父『奈緒、いいからさっさと行きなさい！』

奈緒『うん』

『奈緒パパ！ありがとうございます！
娘さんお借りしまーす！！』

私は奈緒の手を握り会場に向かった

奈緒『ねぇ、これ貸して』

奈緒が指差したのはゆきにぃのタオルとうちわだった

『え！？弾は？』

奈緒『うるさい！』

私は奈緒に有起哉セットを貸した

ブルーを身に纏った奈緒をこっそり撮った

よし、あとで送っちゃおー

奈緒『何ニヤニヤしてんの？』

『え？なーんでもない！』