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「昨日結構大変だったんだって？」
ふっかが冷えた手を擦りながら、ソファーに腰を下ろした。
換気したばかりだから少し肌寒い部屋の中に、暖房がフル稼働してる音が聞こえる。
『…うん、バイトの面接が長引いて途中で頭痛くなって、』
「それで照がたまたま来てたから送ってもらったってことか、」
照に聞いたの？と聞けばふっかはゆっくり頷くいた。
「熱はもう下がった？」
『うん、』
「頭は？痛い？」
『痛くないよ。』
だんだん過保護な親みたいになってきたふっかに「もう大丈夫だから、」って言ってるのに、ほんとに？としつこいくらいに聞いてくる。
『っもう、ほんとに大丈夫だから。さっきまで寝てたし。』
「あー、なるほど、それでここに寝癖ついてんのね。」
『え、寝癖？』
……さっき水で軽く直したはずなのに、
「ここ、付いてる。」
ふっかはピンと私の後頭部あたりの髪の毛を引っ張って笑った。
「俺初めて見た、お前の髪に寝癖ついてるところ。」
そりゃそうでしょうよ。
…まあ、いつもふっかに会う前にどんだけ私が外見に気を付けてるかなんて、ふっかは知らないだろうけど。
「熱下がったんだったらちょっとくらい動いても大丈夫か、」
立ち上がった彼はゴソゴソと、うちのテレビの下をいじり始める。
『何してんの？』
「ゲーム機あったろ、この辺に。ゲームしよ、」
うちの物の位置を把握してることが謎だけど、まあ何回か来て遊んでるから覚えたのかな。
「ソフト持ってきた。この前実家から送られてきたんだけど、懐かしくね？これ。」
ふっかが袋から取り出したのはちょっと古いゲーム。
…昔みんなでよくやってたやつだ。
ずるずるとゲーム機を引き摺り出してセットするふっかの横で、私は古びたパッケージを手に取った。
ほんと懐かしい。
ふっかと私と佐久間と３人で。よく遊んでたやつ。
……あいつ今何してんだろう。
ふと佐久間の今が気になった。
佐久間とは卒業して以来会ってないから。
その後どうしてるのか私は何も知らない。
「A？どうした、難しい顔して。」
『なんでもない。』
「ならいいけど。はい、これ。」
佐久間を傷つけてまで私はふっかを好きでいることを選んだんだだから、
ちゃんと私も前に進まなきゃ。
なんて思いながらふっかからコントローラーを受け取って、床に座り込んだ彼の隣に私も座った。
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ひすい - 面白すぎて一気に見てます、、！ふっかさんと両片思いに歓喜しながら、めめやひーくん切なすぎて今泣きながらコメント書いてます。笑色んな感情がぶわ〜って感じです！最高です！ (2020年12月12日 23時) (
レス) id: 85cba31a0e (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - 名無し85099号さん» コメントありがとうございます！！そんな風に言っていただけて本当に嬉しいです！！最後までよろしくお願いします…！！ (2020年6月3日 13時) (レス) id: e5c6dc30ce (このIDを非表示/違反報告)
名無し85099号(プロフ) - ほんとに焦らされまくりました！本気でどの作品よりも主様のお話が一番好きです！大ファンです！最終章楽しみにしてます！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: ead5991952 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - 凛華さん» こんにちは、コメントありがとうございます…！照もかわいそうな感じになっちゃいましたもんね…、どのような形でふっか以外の落ちも書くか、今いろいろ迷い中です…、とりあえずは完結まで明言はできませんが、今後もよろしくお願いします…！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: e5c6dc30ce (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - こゆきさん！こんにちは(^^)深澤くん、目黒くん落ちも需要あるって言ったのに、照くん落ちもすっごく見たいです……… (2020年5月28日 17時) (レス) id: 8c58893707 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆき
| 作成日時：2020年5月13日 15時
