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>Meguro side.
Aさん達と別れたその足で、俺はあいつの家に向かった。
ピンポーンと、静かな住宅街の中で鳴り響いたチャイムの音。
ガチャリと開いたドアの向こうから、
「あれ、めめ？どうしたん、こんな夜に。」
俺の親友がひょっこり顔を出した。
『……入れて。』
「え？…まあええけど、」
開いたドアの隙間から無言で康二の家に入る。
もう何度も来たことのある部屋。
俺が貸したCDとか、俺が誕生日にあげた服がかけてある。
そのまま部屋の中にあるソファーに勝手に座って、近くにあったクッションを抱えた。
「ちょ、なになに、ほんまにどうしたん？」
慌てて俺の方を追ってきた康二が、俺の横に座って顔を覗き込む。
『…。康二、俺もうどうしたらいいかわかんねー。』
抱えたクッションに顔を埋めながら、溜め込んでた言葉を零す。
辛かった。
目の前で見せつけられるようなAさんと深澤さんの掛け合いも。
Aさんがあの人のこと見つめる眼差しも。
近くで見るにはあまりにも甘すぎて、
胸が苦しかった。
「…めめ？なにがあったん？」
心配そうな声で俺を呼んだ康二が、俺の背中に手を当てる。
『…あの後大学終わってからAさんのバイト先に行って、Aさんにキスしたこと謝りに行ったんだよ、俺。』
「あぁ、…昼間阿部くんが言ってた、」
Aさんがいなくなった後、康二も俺と一緒に阿部くんの話を聞いていた。
『…それでそのあと2人で飯食いに行って、』
「え、そうなん？良かったやん、」
……確かに、そこまでは良かったんだ。
キスしたこと、Aさんが許してくれて2人で時間を過ごして。そこまではすごく楽しかった。
『…その後、会った。』
「ん？」
『……Aさんの好きな人に。』
俺の言葉に、康二が背中をさすってた手を止める。
時計の針がカチカチ鳴ってるのが聞こえて、
「そっか、」と小さく呟いた康二の声が、しんとした部屋に響いた。
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ひすい - 面白すぎて一気に見てます、、！ふっかさんと両片思いに歓喜しながら、めめやひーくん切なすぎて今泣きながらコメント書いてます。笑色んな感情がぶわ〜って感じです！最高です！ (2020年12月12日 23時) (
レス) id: 85cba31a0e (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - 名無し85099号さん» コメントありがとうございます！！そんな風に言っていただけて本当に嬉しいです！！最後までよろしくお願いします…！！ (2020年6月3日 13時) (レス) id: e5c6dc30ce (このIDを非表示/違反報告)
名無し85099号(プロフ) - ほんとに焦らされまくりました！本気でどの作品よりも主様のお話が一番好きです！大ファンです！最終章楽しみにしてます！ (2020年6月2日 21時) (レス) id: ead5991952 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - 凛華さん» こんにちは、コメントありがとうございます…！照もかわいそうな感じになっちゃいましたもんね…、どのような形でふっか以外の落ちも書くか、今いろいろ迷い中です…、とりあえずは完結まで明言はできませんが、今後もよろしくお願いします…！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: e5c6dc30ce (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - こゆきさん！こんにちは(^^)深澤くん、目黒くん落ちも需要あるって言ったのに、照くん落ちもすっごく見たいです……… (2020年5月28日 17時) (レス) id: 8c58893707 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆき
| 作成日時：2020年5月13日 15時
