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>Meguro side.
「目黒、夜ご飯は食べた？」
Aさんが俺の目にかかった前髪を少し払いながら優しく聞いてくれて。
風邪引いてよかったな、なんて少しそんなことを思う。
『……食べてないです、』
「何なら食べれそう？お粥？」
その言葉に頷けば、「わかった、ちょっと待ってて。」とAさんが俺の頭を撫でて離れていった。
阿「大丈夫？」
Aさんと代わるように、阿部くんが近くに来てくれる。
『…あの、』
阿「ん？」
ドアを開けて、阿部くんの姿を確認した時に思ったこと。
『……なんで2人は一緒に来たんですか？』
この2人って、そんな関係だったんだっけ？
俺の中で警戒していたのは翔太くんだけだったから、
Aさんと一緒に来た阿部くんを見てびっくりした。
阿「ははっ、俺が来ないほうが良かった？」
『いや、そういうことじゃなくて、』
焦る俺に、阿部くんがちょっと意地悪に笑う。
そのままフローリングに座り込んで、俺と対面する。
阿「わかってるよ笑 今日2人で出かけてたんだ。
それで帰ろうかなって時に康二から目黒が風邪引いたって連絡来てさ。さすがに2人きりにはできないかなって思ったから着いてきた。」
『……2人で出かけてたんっすか、』
阿「うん。」
……あーもう、
どこ行ったのかとか、なんで2人なのかとか、
聞きたいことはたくさんあるけど、頭がぼーっとして動かない。
普段あまり使わないキッチンで、Aさんが俺のためにお粥を作ってくれてるのが見える。
一つにまとめた髪が揺れているのに、グッと胸が掴まれる。
Aさんと付き合ったらこんな感じなのかな、とか。
熱に冒された頭でそんな妄想をしながら、Aさんを横目で見つめていると、
そんな俺を見てた阿部くんが、フッと笑ったのが聞こえた。
阿「目黒ってストレートだよね。」
『…え？』
「あ、ちょっと阿部くん、来てくれる？」
少し影のある表情で俺を見つめていた阿部くんを、キッチンからAさんが呼んで。
阿「……ちょっと羨ましい。」
ボソリとそう呟いて立ち上がると、Aさんの元に行ってしまった。
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こゆき(プロフ) - 希依良さん» こんにちは！！ハマっていただけて嬉しいです泣 楽しんでいただけるよう、更新頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2020年5月13日 21時) (
レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
希依良(プロフ) - こんにちは！おはなしの展開とかもう全部どハマりしまして、毎回更新されるのを楽しみにしてます(//∇//)無理なさらず、頑張ってください(^^)応援してます！ (2020年5月13日 17時) (レス) id: 82893a530e (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - まみさん» ありがとうございます！佐久間くんは皆さんが思ってる感じの雰囲気と違う感じになっちゃってるので違和感ないかな、と思ってるんですがそのように言っていただけて嬉しいです！！今後もよろしくお願いします！ (2020年5月12日 10時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - こゆきさんの物語の中で6月ならそうだし、11月ならそうだし、引き込ませる力があるなって思います！！佐久間くんの儚さ憂い感も絶妙です！胸が苦しくときめきます！ (2020年5月11日 23時) (レス) id: 0d3778baf6 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - めいさん» コメントありがとうございます！そのように言っていただけて嬉しいです泣 焦らしまくってるので皆さん飽きてないかな、なんて不安に思ってたので嬉しいです！更新頑張ります！！ (2020年5月11日 20時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆき
| 作成日時：2020年4月25日 0時
