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渡「お前らどこ行ってたんだよ。」
さっきまでいたテーブルに戻れば、ぶすーっとしてる翔太と曖昧な笑みを浮かべる向井くんが私たちを迎える。
『目黒に外に連れてかれた。』
渡「目黒、お前なぁ、」
目「最近Aさんに会ってなかったから二人で話したかったんっすよ。」
ヘラヘラ笑って、目黒はなにやら不機嫌な様子の翔太の横に座る。
…二人で話す、ねぇ。
話なんかほとんどしてないじゃん。
私で遊んで楽しんでただけのくせに。
目「ねー？Aさん。」
ゆるりと、私を見て口角を上げてそう言った目黒。
揶揄うような視線が私の怒りのボルテージを上げていく。
許さん、こいつ。
全く反省してる様子がない。
というかむしろ、この状況を楽しんでる。
『…さあ。』
ふいっと、目黒から視線をずらす。
そんな私を見て、目黒はまた楽しそうに笑い声をあげた。
向「めめになんかされました？」
隣に座る向井くんが私にだけ聞こえるくらいの小さな声でそう言って、眉を下げる。
『…いや、大丈夫。ちょっと揶揄われただけ。』
向「ほんまですか？」
覗き込むように私を見た向井くん。
…やばい、
突然の上目遣いに母性本能が擽られた。
「A？」
向井くんに意識がフェードアウトしかけたところで、私の後ろから声がかかる。
振り返れば友達がひらひらと私に向かって手を振っていて。
…あ、忘れてた。
次の講義、一緒に行く約束してたんだった。
『ごめん。私、次の授業あるから行くね。』
席に置いてた鞄を取って立ち上がる。
渡「待って、俺も、」
『翔太は今日は午後ないじゃん。』
渡「でも、」
午後の授業は無いはずなのになぜか付いて来たがる翔太を適当にあしらって。
『また明日ねー。』
そう言ってひらひらと手を振って席を離れた。
目「イテッ、」
ーーー去り際に、目黒の頭に拳骨を一つ落として。
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こゆき(プロフ) - 希依良さん» こんにちは！！ハマっていただけて嬉しいです泣 楽しんでいただけるよう、更新頑張ります！これからもよろしくお願いします！ (2020年5月13日 21時) (
レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
希依良(プロフ) - こんにちは！おはなしの展開とかもう全部どハマりしまして、毎回更新されるのを楽しみにしてます(//∇//)無理なさらず、頑張ってください(^^)応援してます！ (2020年5月13日 17時) (レス) id: 82893a530e (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - まみさん» ありがとうございます！佐久間くんは皆さんが思ってる感じの雰囲気と違う感じになっちゃってるので違和感ないかな、と思ってるんですがそのように言っていただけて嬉しいです！！今後もよろしくお願いします！ (2020年5月12日 10時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - こゆきさんの物語の中で6月ならそうだし、11月ならそうだし、引き込ませる力があるなって思います！！佐久間くんの儚さ憂い感も絶妙です！胸が苦しくときめきます！ (2020年5月11日 23時) (レス) id: 0d3778baf6 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - めいさん» コメントありがとうございます！そのように言っていただけて嬉しいです泣 焦らしまくってるので皆さん飽きてないかな、なんて不安に思ってたので嬉しいです！更新頑張ります！！ (2020年5月11日 20時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆき
| 作成日時：2020年4月25日 0時
