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>Meguro side.
…わかんねぇ、全然。
俺の手から逃げたAさんは何事もなかったようにパスタに口をつける。
片想いとか今までしたことなかったから、どうやって振り向いて貰えばいいのか全然わからない。
そんな俺を見て、康二はからかうような笑みを浮かべてて。腹立つから思いっきり机の下で足を踏めば、
向「痛っ！めめ！」
って、顔を歪めて大声で叫ぶ。
「なに、どうしたの？」
向「めめが俺の足踏んで来たんっすよ、」
Aさんが心配そうに康二を見る。
…ねぇ康二なんて見なくていいから、俺のこと見てよ。
『わりぃ、俺足長いから、』
向「嘘や、俺のこと見ながら踏んだやん、」
『そういうの、被害ぼーそーって言うんだよ。』
「それを言うなら被害妄想、ね。」
あ、やっとこっち見た。
Aさんが呆れたように笑って俺を見る。
「向井くんの足、踏んだの？」
『だってムカつくから、』
向「やっぱわざとやん！」
『あ、やべ、』
康二が俺を見て起こりながら文句言ってる。
それをAさんが笑いながら見てて、その横顔が綺麗で胸の奥の方がグッと掴まれたようになった。
「じゃあね、授業頑張って。」
午後の講義が始まるからと、Aさんはそう言って俺らに手を振っていなくなる。
その後ろ姿を眺めてると、康二が肘で俺をつつく。
向「ほんまに好きなんやな。」
『だからそうだって言ってんじゃん、』
向「めめって好きな人の前やとああいう感じになるんやなぁ。」
『うるせぇ。』
ニヤニヤと俺を見る康二にそう言って、講義室に向かおうと足を動かす。
向「…まあ、めめがハマるのもわかるわ。」
『…康二、』
向「わかってるって、俺はめめの味方やで？」
それに俺には手が届かないわ、と康二が笑う。
向「なぁ、知ってる？Aさんって、」
"全く興味ない男からしつこく話しかけられたら、一切話もしてくれないくらいガード硬いんやって。"
その言葉に動かしていた足を止める。
向「めめは多分いいとこまで行ってるよ、」
『…だといいけど、』
向「俺が横で見てた限り、脈なしではないだと思う。」
俺の横でそう言って笑顔を見せる。
向「頑張れよ。」
そう言って俺の肩を軽く叩いた頼もしい親友に、俺もゆっくり頷いた。
.
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こゆき(プロフ) - 凛華さん» コメントありがとうございます！需要ありますか！私も目黒落ち書きたいなーと思ってるので本編終わったら書いてみますね、ありがとうございます！ (2020年4月25日 22時) (
レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 余力があれば！目黒落ちもお願いします★需要あります…！コメント失礼しました。いつも楽しく読ませて頂いてます(^^)これからも楽しませてください (2020年4月25日 1時) (レス) id: 8c58893707 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - うたさん» コメントありがとうございます！ふっか動きましたねー、これからをお楽しみにしていただけたら嬉しいです！ありがとうございます、私のペースで頑張ります！ (2020年4月22日 23時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - コメント失礼します。ふっかさんどうするんだろうって思ってたんですが、動き始めておおお！となっております！！これからもこゆき様のペースで更新がんばってください(^^) (2020年4月21日 18時) (レス) id: ac1778f4fd (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - milkmilkmilk723さん» ふっか、ここからどんどん動きますよー！笑 今後もよろしくお願いします！ (2020年4月21日 16時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆき
| 作成日時：2020年4月8日 14時
