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目「Aさん！」
カフェテリアで座って話をしてると、私と向井くんを見つけた目黒が走ってくる。
向「めめ、走ってきたん？」
目「当たり前じゃん、」
私の横に座った目黒の首筋にはうっすら汗が浮かんでる。
目「Aさん、久しぶり。」
『ついこないだ会ったばっかだけど、』
目「でも、俺めっちゃ久しぶりに感じるんですよ、」
ホントは毎日会いたいくらいなんですけど、とまた心臓に悪いことをベラベラと喋り出した目黒。
…言ってて恥ずかしくないのか、こいつ。
向「めめ、俺は？ねぇ俺は？」
目「は？お前はいつでも会えんじゃん、」
向「いやや、もっと会お？」
目「知らねーよ。てかどうせ、俺が拒否っても勝手に人の家に入ってくるくせに。」
『仲良いんだねー、2人。』
2人で独特のワールドを作り始めたからちょっとアウェーになって、そう言ってみる。
目「Aさんはいくらでも来ていいっすからね、俺の家。」
『いや、行かない。』
目黒の家なんか行ったら、何されるかわかったもんじゃない。
向「代わりに俺が行ったげるから、」
目「だからお前は来なくていいって。」
…ほんと仲良いな。
さっきから繰り返される息ぴったりのやり取りに思わず笑ってしまう。
『…ねぇ目黒、そんなに見られると食べにくいんだけど。』
目「あー気にしないでください、見てるだけだから。」
料理が運ばれてきて、ゆっくり食べようと思ったのに隣から感じる異様な視線。
向「めめ、わかるけどAさん食べにくそうやからやめたげて。」
目「チッ、」
向「えー、舌打ち？傷つくわぁ、」
目「うるせぇ。」
向井ナイスフォロー、と思いながら顔を上げると向井くんと目があって、彼はふふっと笑う。
目「あ、康二。なんでAさんのこと見てんだよ。」
向「え、しゃーないやん、目の前にいるんやから。」
目「Aさんは俺のだからお前は見ちゃダメ。」
『私あんたのものになった記憶がないんだけど。』
そうツッコミを入れれば目黒が私の腕を掴む。
持ってたフォークがお皿にあたって、かちゃんと音がした。
目「これからなるんです。」
バカみたいに真っ直ぐな目。
…こいつ会うたびにこんな調子を続けるつもりなんだろうか。
『ならないよ。』
もしかしたら早いこと突き放さないと本気で傷つけることになるかも知れない。
彼が私を掴む手を緩めた隙に、腕を抜く。
目黒はそれを見て不貞腐れたように口を尖らせた。
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こゆき(プロフ) - 凛華さん» コメントありがとうございます！需要ありますか！私も目黒落ち書きたいなーと思ってるので本編終わったら書いてみますね、ありがとうございます！ (2020年4月25日 22時) (
レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 余力があれば！目黒落ちもお願いします★需要あります…！コメント失礼しました。いつも楽しく読ませて頂いてます(^^)これからも楽しませてください (2020年4月25日 1時) (レス) id: 8c58893707 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - うたさん» コメントありがとうございます！ふっか動きましたねー、これからをお楽しみにしていただけたら嬉しいです！ありがとうございます、私のペースで頑張ります！ (2020年4月22日 23時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - コメント失礼します。ふっかさんどうするんだろうって思ってたんですが、動き始めておおお！となっております！！これからもこゆき様のペースで更新がんばってください(^^) (2020年4月21日 18時) (レス) id: ac1778f4fd (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - milkmilkmilk723さん» ふっか、ここからどんどん動きますよー！笑 今後もよろしくお願いします！ (2020年4月21日 16時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆき
| 作成日時：2020年4月8日 14時
