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せっかく会ったんだからと、向井くんに押されて図書館を出て2人で構内を歩く。
「そういや聞きましたよ、めめとデートしたんやって？」
『…その話、またか。』
「またって、誰かに言われたんすか？」
『翔太。』
「あー、なるほど。めめ楽しかったって言ってましたよ。」
その日のうちに俺に電話してきたんやけどめんどくさかったですわ、と。
『ふーん、』
「Aさん、めめのことよろしくお願いしますね、」
何故かそう言って向井くんがわりと真面目な顔で私を見る。
『なんで私？』
「めめ、誰かに本気になったのって多分初めてやから、」
『…は？』
「あれ？あいつAさんに好きだって言った、って言ってましたけど、聞いてなかったんですか？」
向井くんが立ち止まる。
『…言ってた、』
"俺Aさんのことマジで好きになったんで。"
確かにそんなことを言われた。
脳内にあのときのことがフラッシュバックする。
「俺、めめとは高校から一緒なんですけど、初めてなんですよ、あいつ。今までは適当に寄ってくる女の子と遊んでたから、」
『……でも私、』
「知ってますよ。好きな人、おるんでしょ？」
向井くんはゆるりと口元を緩ませる。
「もちろんAさんの気持ちが最優先ですけど、でもちょっとはめめのこと気にしてやってください。」
"いい奴ですよ、目黒は。"
そう言って笑うと、彼はポケットからスマホを取り出す。
「あ。めめ今大学にいるらしいんで、呼んでもいいっすか？」
『え？…別にいいけど、』
「Aさん昼飯まだでしょ？一緒に食べましょ。」
人懐っこい笑みを浮かべる向井くんの勢いに押され、目黒がやってくるのを待つことになった。
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こゆき(プロフ) - 凛華さん» コメントありがとうございます！需要ありますか！私も目黒落ち書きたいなーと思ってるので本編終わったら書いてみますね、ありがとうございます！ (2020年4月25日 22時) (
レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 余力があれば！目黒落ちもお願いします★需要あります…！コメント失礼しました。いつも楽しく読ませて頂いてます(^^)これからも楽しませてください (2020年4月25日 1時) (レス) id: 8c58893707 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - うたさん» コメントありがとうございます！ふっか動きましたねー、これからをお楽しみにしていただけたら嬉しいです！ありがとうございます、私のペースで頑張ります！ (2020年4月22日 23時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - コメント失礼します。ふっかさんどうするんだろうって思ってたんですが、動き始めておおお！となっております！！これからもこゆき様のペースで更新がんばってください(^^) (2020年4月21日 18時) (レス) id: ac1778f4fd (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - milkmilkmilk723さん» ふっか、ここからどんどん動きますよー！笑 今後もよろしくお願いします！ (2020年4月21日 16時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆき
| 作成日時：2020年4月8日 14時
