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「お前、」
『うわ、ちょっと驚かさないでよ、』
講義の準備をしてた私の前に、突然人の顔が近づく。
毎度毎度、突然現れるのはやめて欲しい。
『…翔太、どうしたの？』
「んー？」
いつものように私の隣に座ると、机に肘をついて私を見る。
「お前この前目黒とデートしたんだって？」
『…は？』
「目黒に昨日会ったんだけどさ、あいつがお前とデートしたとか言うから本当かどうか確かめに来た。」
『…そのためだけに大学来たの？』
聞けば、何故か「そう。」とドヤ顔で頷く翔太。
『デートじゃないよ、ただ2人で出かけただけ。』
「それデートじゃん。」
『デートじゃない。』
「男と女が2人で出かけたらデートだろ。」
…このやりとり、そういや目黒ともしたな。
「まあそんなことはどうでもいいんだけどよ、」
翔太が私を見て頬を膨らませる。
「お前、いつからデートなんかするようになったんだよ。」
『だからデートじゃ、「片想いはどうしたんだよ、」……なにが言いたいの、』
「俺が誘ったときは行かなかったくせに。」
『…そういうことね、』
翔太は私を見ながら、拗ねてるのか口を尖らせてぶつぶつ文句を言ってる。
『私も行こうと思って行ったわけじゃないよ。目黒、策士だからあいつの罠に嵌っただけ。』
「俺だって結構粘ってたのに一切無視だったじゃん、」
『翔太はストレートすぎんの。下心丸見えだったんだもん。あと私、館さんとは2人で遊びに行ったことあるよ。』
別に異性と一切遊びに行かなかったわけじゃない。
「は！？涼太？」
『うん。』
「聞いてないんだけど！」
あいつ許さない、と怒ってる翔太に苦笑い。
…ごめん舘さん、言わない方がよかったね、これ。
『あ、そうだ、翔太。』
「…なに？」
スマホをいじる翔太に、声をかける。
『阿部くんの連絡先、教えてくんない？』
「なんで？」
『今度遊ぼって言ったんだけど、連絡先知らないの後で気づいて、』
「…はぁ、阿部もかよ。」
もうお前嫌だと何故かキレながら、渋々私に阿部くんの連絡先を教えてくれた。
「今度俺とも遊んでよ。」
『遊んだじゃん、この前。』
「違う、2人で！」
『…エリちゃんはどうしたの？あれ、カナちゃんだっけ？』
翔太が遊んでる女の子の名前を挙げていけば顔を歪める。
「…お前、」
『私と遊ぶくらいならあの子達と遊んであげなよ。』
私の言葉に翔太は心が折れたのか、机に突っ伏した。
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こゆき(プロフ) - 凛華さん» コメントありがとうございます！需要ありますか！私も目黒落ち書きたいなーと思ってるので本編終わったら書いてみますね、ありがとうございます！ (2020年4月25日 22時) (
レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 余力があれば！目黒落ちもお願いします★需要あります…！コメント失礼しました。いつも楽しく読ませて頂いてます(^^)これからも楽しませてください (2020年4月25日 1時) (レス) id: 8c58893707 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - うたさん» コメントありがとうございます！ふっか動きましたねー、これからをお楽しみにしていただけたら嬉しいです！ありがとうございます、私のペースで頑張ります！ (2020年4月22日 23時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - コメント失礼します。ふっかさんどうするんだろうって思ってたんですが、動き始めておおお！となっております！！これからもこゆき様のペースで更新がんばってください(^^) (2020年4月21日 18時) (レス) id: ac1778f4fd (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - milkmilkmilk723さん» ふっか、ここからどんどん動きますよー！笑 今後もよろしくお願いします！ (2020年4月21日 16時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆき
| 作成日時：2020年4月8日 14時
