WANNA BE !

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大成功で終わったサプライズも終わり、夜宿舎に戻るとみんな各々ゆっくりと過ごして居た。私はリビングでぼうっと座っていたジソンオッパをベランダへと呼び出す。

外に出ると、冷んやりとした空気が私たちを包むようで。しんとした空気の中、私は本題に入るべく口を開いた。




『オッパ、改めてお誕生日おめでとう』

JS「へへ、ありがとうねA」




照れ臭そうに笑うオッパ。そんなオッパを見ていると何だか嬉しくて、気付けば私の頬も緩んでいた。




『これ、私からのプレゼントです』

JS「ありがとう…って、これ俺が欲しかった靴！」

『へへ、パクAの情報収集能力舐めちゃいけませんよ』




隠しておいたプレゼントを渡すと口をあんぐりと開けて驚くオッパ。こうやって喜んでもらえると選んだ甲斐がある。(半ば脅して)ウジナとジフニに手伝ってもらったお陰もあるけれど…。

ぼうっとそんな事を考えていると、オッパはベランダの柵にもたれかかって空を見上げる。私もそれに習うように上を見ると星が輝いている。あれ、ソウルの空ってこんなに綺麗だったかな、なんて一人で耽っているとオッパはおずおずと口を開いた。




JS「番組にはさ、最後のチャンスだと思って出演したんだよね。これがダメだったらもう諦めようって。」

『オッパ…』

JS「未だ夢の中にいるみたいな気持ち。それくらい今は幸せなんだよ。みんなと、Aと一緒にデビューしてるのが夢みたい。」

JS「だからさ、これからも」




オッパの顔は私の方を向いていてその目尻はゆるりと下がっていて。私は堪らずオッパの言葉を待たずに思い切り抱き着いた。




『大好きですよオッパ！』




そう叫ぶと照れ臭そうに笑みを返すオッパ。
私もにいと唇の端を上げる。




JS「あ〜それにしても、最高の誕生日だった！また来年もあれば良いのに！」

『安心してください、来年も再来年も、私たちがワナワンじゃなくなってもオッパの誕生日にはみんなで駆けつけますから』

JS「へへ、それは楽しみにしとかなきゃ」




願うならどうか、彼のその幸せがずっと続きますように。そして、いつまでも私たちみんなで笑い合えますように。

きっと、それだけで私の心は満たされるのだろうから。




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ユンママお誕生日おめでとうございます！
大遅刻すみませんでした…。
面倒見が良くて優しくて面白くていつもメンバーとファンの事を思いやれる貴方がいつまでも花道を歩けますように。




___…


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