WANNA BE !

〃 ページ18

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Lai Kuanlin × me




突然だけど、僕には二人のヌナがいる。


一人は台湾に住む実のヌナ。
もう一人は…




『わっ…！』




たった今僕の目の前で転けそうになったヌナ。僕は咄嗟に彼女の腕を掴んで、そしてそのまま自分の胸へと引き寄せた。




KL(ｸｧﾝﾘﾝ)「Aヌナ大丈夫？」




ヌナは顔から思いっきり僕の胸にぶつける様にして倒れてきて小さく唸りながらおずおずと顔を上げた。




『クァンリニ…』




そうして僕の名前を呼んでそれからじーっと僕を見つめたまま。何だかその瞳から目が離せなくて引き込まれる様にその一点を見つめていた。すると、ヌナはぱっと腕を離してにいっと大きく笑った。




『何か知らない間にクァンリニが成長しててヌナびっくりしちゃった！』




屈託無い笑顔を僕に向ける。もしかして背伸びた？なんて嬉々として聞いてくるヌナの姿を見て僕も自分で分かるくらい頬が緩む。




KL「大きくなりましたよ、背だけじゃなくて」




だって、いつだってヌナを守れる弟になりたいですもん。


そんな言葉はそっと胸の奥の方にしまったけれど、その気持ちに嘘は無くて。目の前のヌナは「そっかあ」なんて目尻を緩ませて僕が好きなその笑顔を僕に向けてくれる。




『クァンリニはやっぱり私の自慢の弟だね』

「ヌナだって」




これからも、いつか来る別れの時だって、僕は大好きな人達の自慢の弟で居たいから。
だから僕はこの人達の為に大きくなろうと思えるんだろう。




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お久しぶりです…長らく更新滞って申し訳ございませんでした。ここでハソさんセンイル祝えなかったのが本当に悔しいです。
そして昨日からプデュX始まりましたね…これから始まる新たな青春に胸を高鳴らせる反面、やはりシーズン2が恋しくなって枕を濡らす毎日です。
と、前置きはここまでにし11人一先ず書き終えたのでこれからリクエストなり色々書いていきたいと思います！どうぞ読んで頂ければ幸いです。




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